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ACサーボ・モータの作動原理に関する記述について,不適切なものは次のうちどれか。
(1)ロータを左回転させる場合,図(1) のようなロータの位置のときには,U相ポール先端をN極,V 相ポール先端をS極,W相のポール先端はN極にすると,U相ポール(N極)がロータのN極と反発し,V 相ポール(S極)がロータのS極と反発し,W相ポール(N極)がロータのS極を吸引するため,左回転方向にトルクが発生する。
(2)図(1)の状態で回転すると,W相ポールのN極とロータのS極が正対した位置(60度左回転した位置)になると,お互いの磁極により反発し合うため,回転運動を妨げてしまう。
(3)W相ポールのN極とロータのS極が正対した位置(60度左回転した位置)になると,W相ポール先端を図(2)のようにS極にすれば,スムーズに回転を持続することとなる。これらの磁極の変化を次々に行い,回転を持続させる。
(4)図(1)の状態から右回転させる場合は,U相はN極のままで,V相ポール先端をN極に,W相ポール先端をS極にして右回転方向にトルクを発生させるように磁極を変化させて,左回転とは逆に,次々にそれぞれの磁極を変化させている。
解く
(1)ロータを左回転させる場合,図(1) のようなロータの位置のときには,U相ポール先端をN極,V 相ポール先端をS極,W相のポール先端はN極にすると,U相ポール(N極)がロータのN極と反発し,V 相ポール(S極)がロータのS極と反発し,W相ポール(N極)がロータのS極を吸引するため,左回転方向にトルクが発生する。
適切
(2)図(1)の状態で回転すると,W相ポールのN極とロータのS極が正対した位置(60度左回転した位置)になると,お互いの磁極により反発し合うため,回転運動を妨げてしまう。
不適切
(2)図(1)の状態で回転すると,W相ポールのN極とロータのS極が正対した位置(60度左回転した位置)になると,お互いの磁極により吸引し合うため,回転運動を妨げてしまう。
(3)W相ポールのN極とロータのS極が正対した位置(60度左回転した位置)になると,W相ポール先端を図(2)のようにS極にすれば,スムーズに回転を持続することとなる。これらの磁極の変化を次々に行い,回転を持続させる。
適切
(4)図(1)の状態から右回転させる場合は,U相はN極のままで,V相ポール先端をN極に,W相ポール先端をS極にして右回転方向にトルクを発生させるように磁極を変化させて,左回転とは逆に,次々にそれぞれの磁極を変化させている。
適切
解答(2)