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ハイブリッド車のモータやジェネレータの回転センサに関する記述について,不適切なものは次のうちどれか。
(1)回転センサは,モータ及びジェネレータを効率良く制御するために不可欠なロータの磁極位置を高精度で検出している。
(2)センサのステータには,三つのコイルが内蔵されており,出力コイルB,Cは電気的に90°位相をずらして配置されている。
(3)センサ・ロータが楕円形をしているため,ロータが回転すると,ステータとロータ間のギャップの大きさが変化し,コイルAに直流電流を流すことで,コイルB,Cに,ロータ位置に応じた出力が発生することになり,この出力の差から磁極位置を検出している。
(4)一定時間内の位置の変化量をコンピュータで演算することにより,回転速度センサとしても用いられている。
解く
(1)回転センサは,モータ及びジェネレータを効率良く制御するために不可欠なロータの磁極位置を高精度で検出している。
適切
(2)センサのステータには,三つのコイルが内蔵されており,出力コイルB,Cは電気的に90°位相をずらして配置されている。
適切
(3)センサ・ロータが楕円形をしているため,ロータが回転すると,ステータとロータ間のギャップの大きさが変化し,コイルAに直流電流を流すことで,コイルB,Cに,ロータ位置に応じた出力が発生することになり,この出力の差から磁極位置を検出している。
不適切
(3)センサ・ロータが楕円形をしているため,ロータが回転すると,ステータとロータ間のギャップの大きさが変化し,コイルAに交流電流を流すことで,コイルB,Cに,ロータ位置に応じた出力が発生することになり,この出力の差から磁極位置を検出している。
(4)一定時間内の位置の変化量をコンピュータで演算することにより,回転速度センサとしても用いられている。
適切
解答(3)