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図1に示すFSR(フェイルセーフ・リレー)駆動回路の異常検知範囲と,図2に示すPMR(ポンプ・モータ・リレー)駆動回路の異常検知範囲をもつ図3のABS回路の異常検知に関する記述として,不適切なものは次のうちどれか。
問題補足
(1)FSRのコンタクト・ポイントがONのPMR駆動条件時,PMR駆動信号線に短絡(地絡)がある場合,マイコンは閾値をダウン・エッジする診断信号電圧を検出するが,正常・異常の判別ができず異常検知は行わない。
(2)FSR駆動停止条件時,FSR駆動信号線に短絡(地絡)がある場合,マイコンは閾値をダウン・エッジする診断信号電圧を検出するが,正常・異常の判別ができず異常検知は行えない。
(3)FSRのコンタクト・ポイントがONのPMR駆動停止条件時,PMR駆動信号線に短絡(地絡)がある場合,マイコンは閾値(しきい値)をダウン・エッジする診断信号電圧を検出するが,正常・異常の判別ができず異常検知は行わない。
(4)FSR駆動条件時,FSR駆動アース線に断線がある場合,マイコンは閾値(しきい値)をアップ・エッジする診断信号電圧を検出するが,正常・異常の判別ができず異常検知は行えない。そのため,PMR回路側で異常検知を行っている。
解く
(1)FSRのコンタクト・ポイントがONのPMR駆動条件時,PMR駆動信号線に短絡(地絡)がある場合,マイコンは閾値をダウン・エッジする診断信号電圧を検出するが,正常・異常の判別ができず異常検知は行わない。
適切
(2)FSR駆動停止条件時,FSR駆動信号線に短絡(地絡)がある場合,マイコンは閾値をダウン・エッジする診断信号電圧を検出するが,正常・異常の判別ができず異常検知は行えない。
適切
(3)FSRのコンタクト・ポイントがONのPMR駆動停止条件時,PMR駆動信号線に短絡(地絡)がある場合,マイコンは閾値(しきい値)をダウン・エッジする診断信号電圧を検出するが,正常・異常の判別ができず異常検知は行わない。
不適切
適切な内容に訂正
(3)FSRのコンタクト・ポイントがONのPMR駆動停止条件時,PMR駆動信号線に短絡(地絡)がある場合,マイコンは閾値(しきい値)をダウン・エッジする診断信号電圧を検出し,異常検知を行う。
(4)FSR駆動条件時,FSR駆動アース線に断線がある場合,マイコンは閾値(しきい値)をアップ・エッジする診断信号電圧を検出するが,正常・異常の判別ができず異常検知は行えない。そのため,PMR回路側で異常検知を行っている。
適切
よって答えは(3)