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パラレル・シリーズ・ハイブリッド・システムを用いたハイブリッド車のインバータ:平成28年3月実施1級小型問題7

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↑リンク腕試し過去問で

パラレル・シリーズ・ハイブリッド・システムを用いたハイブリッド車のインバータに関する記述として,不適切なものは次のうちどれか。


(1)Nレンジでは,インバータのパワー・トランジスタをすべてOFFにして,モータとジェネレータの作動を強制的に停止させている。この状態では,エンジンが回転していても,ジェネレータは空回りして発電していないため,HVバッテリに充電は行われない。
(2)モータ用のブリッジ回路では,モータ駆動時にHVバッテリの直流を三相交流に変化させると共に,モータの電流制御や交流周波数制御を行い,発生トルクと回転速度を変化させている。減速時などの回生発電時には,回転抵抗によりモータに発生する直流をボルテージ・レギュレータで調整してHVバッテリに充電している。
(3)エンジン始動時には,HVバッテリの直流をジェネレータ用のブリッジ回路で三相交流に変換してジェネレータを駆動することで,エンジンを回すスタータの役割をさせている。
(4)インバータは,ハイブリッド(モータ)ECUに対して,電流制御に必要な出力電流値などの信号を送信しており,モータやジェネレータと共に,エンジンとは別の専用ラジエータの冷却水経路により冷却されている。

解く
(1)Nレンジでは,インバータのパワー・トランジスタをすべてOFFにして,モータとジェネレータの作動を強制的に停止させている。この状態では,エンジンが回転していても,ジェネレータは空回りして発電していないため,HVバッテリに充電は行われない。
適切

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(2)モータ用のブリッジ回路では,モータ駆動時にHVバッテリの直流を三相交流に変化させると共に,モータの電流制御や交流周波数制御を行い,発生トルクと回転速度を変化させている。減速時などの回生発電時には,回転抵抗によりモータに発生する直流をボルテージ・レギュレータで調整してHVバッテリに充電している。
不適切
適切な内容に訂正
(2)モータ用のブリッジ回路では,モータ駆動時にHVバッテリの直流を三相交流に変化させると共に,モータの電流制御や交流周波数制御を行い,発生トルクと回転速度を変化させている。減速時などの回生発電時には,回転抵抗によりモータに発生する交流を6個のダイオードによって,三相全波整流を行って HV バッテリに充電している。

 

(3)エンジン始動時には,HVバッテリの直流をジェネレータ用のブリッジ回路で三相交流に変換してジェネレータを駆動することで,エンジンを回すスタータの役割をさせている。
適切
(4)インバータは,ハイブリッド(モータ)ECUに対して,電流制御に必要な出力電流値などの信号を送信しており,モータやジェネレータと共に,エンジンとは別の専用ラジエータの冷却水経路により冷却されている。
適切

よって答えは(2)