21
ABSに関する記述として,不適切なものは次のうちどれか。
(1)減圧モード時のソレノイド・バルブの作動は,インレット・バルブ(保持バルブ)は閉,アウトレット・バルブ(減圧バルブ)は開である。 |
(2)図に示す回路でABSの制御機能が故障した場合,フェイルセーフ・リレーをOFFにしてソレノイド・コイルのマイナス側で電源を遮断し,ソレノイド・バルブが作動しないようにしている。 |
(3)図に示すECU端子の電圧Ⅴは,リレー接点がONした後はソレノイド・バルブ作動中が約1.0V以下,停止中は電源電圧になる。 |
(4)図に示すソレノイド・コイルの異常検知は,リレー接点がONした後は駆動回路からソレノイド・コイルに出力されるインパルス電圧によってコイルに発生する電圧の立ち上がりを,マイコンが検知しなかった場合に行われる。 |
解く
(1)減圧モード時のソレノイド・バルブの作動は,インレット・バルブ(保持バルブ)は閉,アウトレット・バルブ(減圧バルブ)は開である。 適切 |
(2)図に示す回路でABSの制御機能が故障した場合,フェイルセーフ・リレーをOFFにしてソレノイド・コイルのマイナス側で電源を遮断し,ソレノイド・バルブが作動しないようにしている。
不適切
(3)図に示すECU端子の電圧Ⅴは,リレー接点がONした後はソレノイド・バルブ作動中が約1.0V以下,停止中は電源電圧になる。 適切 |
(4)図に示すソレノイド・コイルの異常検知は,マイコンの閾値と駆動回路の信号電圧の比較が行われ,マイコンは,閾値と信号電圧に論理の不一致があるときに異常検知を行う。 |
適切
よって答えは(2)