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プロペラ・シャフトなどのジョイント:令和2年3月実施1級小型問題21

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プロペラ・シャフトなどのジョイントに関する記述として,不適切なものは次のうちどれか。


(1)シェル形ベアリング・カップ・ジョイントは,プロペラ・シャフトのバランス性能を安定化させるもので,軸受けのヨークへの固定方法には,一般にスナップ・リングによる方法とカシメによる方法がある。


(2)ダブル・カルダン型等速ジョイントは,入力軸とカップリング・ヨークの角度によって生じる回転変動と,出力軸とカップリング・ヨークの角度によって生じる回転変動が相殺されることにより,ジョイント角による回転変動を防止させ,回転の等速性が得られるものである。


(3)トリポード型等速ジョイントは,ヨーク間に硬質ゴム製のカップリングを挟み,交互にボルトで締め付けたもので,弾性係数が低いことと内部摩擦による減衰作用を持っていることが特徴である。


(4)横置きエンジンの4WD車では,路面の凹凸や負荷条件によるプロペラ・シャフトのジョイント角の変化と同時に,エンジンのロール振動が,直接プロペラ・シャフトのジョイント角に影響し,こもり音を発生させやすい。このため,クロス・グルーブ型等速ジョイントを用いることにより,このジョイント角の変化に対応したものもある。

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