自動車整備士試験勉強 始めました~(^^♪

自動車整備士資格試験を解く

平成20年3月実施1級小型問題39:オート・エアコンの故障診断

39

オート・エアコンの故障診断で,ダイアグノーシス・コードが「エア・ミックス・モータ系」の異常を表示したので,図に示す回路の各端子電圧を測定した。エア・ミックス・モータ不良と判断できる測定結果に関する記述として,適切なものは次のうちどれか。

(1)室温設定をM-COOLからM-HOTに操作したときV1に電圧がなく,⑥の端子の接続を外したときV1に電圧が発生する場合。

(2)室温設定をM-HOTからM-COOLに操作したときV2に電圧があり,V7に電圧がない場合。

(3)V5に電圧があり,⑩の端子の接続を外したとき電圧が0Vに変化する場合。

(4)V4に電圧があり,V4とV9の間に電位差がある場合。

 

解く

 

(1)室温設定をM-COOLからM-HOTに操作したときV1に電圧がなく,⑥の端子の接続を外したときV1に電圧が発生する場合。

適切

(2)室温設定をM-HOTからM-COOLに操作したときV2に電圧があり,V7に電圧がない場合。

不適切

②~⑦間断線

(3)V5に電圧があり,⑩の端子の接続を外したとき電圧が0Vに変化する場合。

不適切

エアコンECU不良

(4)V4に電圧があり,V4とV9の間に電位差がある場合。

不適切

④~⑨間断線など

よって答えは1

平成20年3月実施1級小型問題38改:ABS警告灯が点灯;ダイアグノーシス・コード52

38

ABS警告灯が点灯したため,ダイアグノーシス・コードを点検したところ,下表のダイアグノーシス・コード52を表示したので,ポンプ・モータ・リレーON条件で図に示す回路の電圧を測定した。測定結果に関する記述として,適切なものは次のうちどれか。ただし,重複故障はないものとする。

(1)V1に電圧があり,コネクタAを外したときV1に電圧があったので,原因はコネクタA~コネクタB間の配線の断線でECUは正常と判断した。

(2)V2に電圧がなく,コネクタBを外してV2に電圧がなかったので,原因はECU不良と判断した。

(3)V3に電圧がなく,V4に電圧があり,ヒューズが溶断していたので,原因はコネクタC~ヒューズ間の配線の短絡(地絡)と判断した。

(4)ポンプ・モータ・リレーの作動に異常がなく,V4に電圧があったので,原因はF点~コネクタD間の配線に断線があると判断した。

 

解く

ポンプ・モータ・リレーON

(1)V1に電圧があり,コネクタAを外したときV1に電圧があったので,原因はコネクタA~コネクタB間の配線の断線でECUは正常と判断した。

不適切

ECUは正常と判断できない。

(2)V2に電圧がなく,コネクタBを外してV2に電圧がなかったので,原因はECU不良と判断した。

不適切

ポンプ・モータ・リレーより上流

(3)V3に電圧がなく,V4に電圧があり,ヒューズが溶断していたので,原因はコネクタC~ヒューズ間の配線の短絡(地絡)と判断した。

適切

(4)ポンプ・モータ・リレーの作動に異常がなく,V4に電圧があったので,原因はF点~コネクタD間の配線に断線があると判断した。

不適切

原因はF点~コネクタD間の配線に断線=52は出ない

原因はF点~コネクタE間の配線に断線=52は出る。

よって答えは3

平成20年3月実施1級小型問題37:EPSの故障診断

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EPSの故障診断において次の三つの条件に当てはまる異常個所として,適切なものは次のうちどれか。

 

『1.EPS警告灯が点灯し,ダイアグノーシス・コードを確認したところ「エンジン回転信号なし」の異常コードが表示された。

2.イグニション・スイッチONで,図に示す電圧V1は約0Vであり,エンジンを始動しても変化しなかった。

3.エンジンを始動してもタコメータは停止したままであったが,EPS・ECUのコネクタを外すとタコメータの作動は正常に戻った。』

(1)EPS・ECU内部の信号線の短絡(地絡)が考えられる。

(2)EPS・ECU内部の信号線の断線が考えられる。

(3)A点とコネクタ間の信号線の断線が考えられる。

(4)A点とコネクタ間の信号線の短絡(地絡)が考えられる。

 

解く

(1)EPS・ECU内部の信号線の短絡(地絡)が考えられる。

適切

(2)EPS・ECU内部の信号線の断線が考えられる。

不適切

イグニション・スイッチONで,図に示す電圧V1は約12V

(3)A点とコネクタ間の信号線の断線が考えられる。

不適切

エンジンを始動するとタコメータ作動する

(4)A点とコネクタ間の信号線の短絡(地絡)が考えられる。

不適切

EPS・ECUのコネクタを外してもタコメータの作動は正常に戻らない。

よって答えは1

平成20年3月実施1級小型問題36改:ホール素子を用いた車速センサ;アナログ式電圧計で測定したときの診断

36

図に示すホール素子を用いた車速センサにおいて,ホイールを回転させV1及びV2の電圧をアナログ式電圧計で測定したときの診断に関する記述として,不適切なものは次のうちどれか。

(1)センサ・アース線断線の場合は,V1及びV2の電圧は約5Vになる。

(2)センサ電源線断線の場合は,V1及びV2の電圧は約5Vになる。

(3)信号線断線の場合は,V1の電圧は約0Vで,V2の電圧は約5Vになる。

(4)ホイールの回転速度が速くなるに従ってV1及びV2の電圧計の振れ幅が狭くなり,約5Vで安定する。

 

解く

(1)センサ・アース線断線の場合は,V1及びV2の電圧は約5Vになる。

適切

(2)センサ電源線断線の場合は,V1及びV2の電圧は約5Vになる。

適切

(3)信号線断線の場合は,V1の電圧は約0Vで,V2の電圧は約5Vになる。

適切

(4)ホイールの回転速度が速くなるに従ってV1及びV2の電圧計の振れ幅が狭くなり,約5Vで安定する。

不適切

2.5V

よって答えは4

 

平成20年3月実施1級小型問題35:エンジン警告灯が点灯;「点火系統」の異常コードが表示

35

エンジン警告灯が点灯したのでダイアグノーシス・コードを確認したところ,「点火系統」の異常コードが表示された。オシロスコープを使用して点検を行ったところ,クランキング時,点火指示信号は出力するが点火確認信号が変化しなかった。イグニション・スイッチをONにして端子④とボデー間の電圧点検を行ったときの記述として,適切なものは次のうちどれか。ただし,点火確認信号線は正常,イグナイタ及びイグニション・コイルの電源電圧は正常である。なお正常状態で,イグニション・スイッチON時のTr2はOFFである。

(1)端子④の電圧が0Vの場合,コネクタBを外したときに5Vに変化したときは,エンジンECUの不良が考えられる。

(2)端子④の電圧が0Vの場合,コネクタBを外したときに0Vのままのときは,イグナイタ及びイグニション・コイルの不良が考えられる。

(3)端子④の電圧が5Vの場合,エンジンECUの不良が考えられる。

(4)端子④の電圧が5Vの場合,イグナイタ及びイグニション・コイルの不良が考えられる。

 

解く

イグニション・スイッチをON

(1)端子④の電圧が0Vの場合,コネクタBを外したときに5Vに変化したときは,エンジンECUの不良が考えられる。

不適切

イグナイタ及びイグニション・コイルの不良

(2)端子④の電圧が0Vの場合,コネクタBを外したときに0Vのままのときは,イグナイタ及びイグニション・コイルの不良が考えられる。

不適切

エンジンECUの不良

 

(3)端子④の電圧が5Vの場合,エンジンECUの不良が考えられる。

不適切

エンジンECU正常

 

(4)端子④の電圧が5Vの場合,イグナイタ及びイグニション・コイルの不良が考えられる。

適切

よって答えは4

 

平成20年3月実施1級小型問題34:エンジン不調が発生した

34

エンジン不調が発生したのでダイアグノーシス・コードを確認したところ,異常コードが表示されなかった。そこで外部診断器を用いて正常車と不具合車の暖機後のアイドリング状態での点検を行い,下表の測定結果を得た。故障推定原因として,適切なものは次のうちどれか。なお,車両はDジェトロニック方式エンジン搭載車である。

(1)燃圧不良

(2)水温センサの特性ずれ

(3)バキューム・センサ系統のホースの穴あき

(4)吸気系統のエア吸い

 

解く

O2センサ出力=1V→空燃比小:濃い混合気

 

(1)燃圧不良 空燃比小

(2)水温センサの特性ずれ データ上で正常時と同じ

(3)バキューム・センサ系統のホースの穴あき データ上で正常時と同じ

(4)吸気系統のエア吸い データ上で正常時と同じ:Dジェトロニクス;スロットル・バルブより燃焼室側のエア吸いなら数値が変わる。

 エアクリーナ側だと影響は出ない。(エンジン不調にもならない)

 

よって答えは1

 

 

平成20年3月実施1級小型問題33:「吸気温センサ系統」の異常コードが表示した

33

エンジン警告灯が点灯したのでダイアグノーシス・コードを確認したところ,「吸気温センサ系統」の異常コードが表示したため,下図に示す電圧点検を行った。推定原因として,不適切なものは次のうちどれか。ただしエンジンECUには異常はないものとする。

(1)V1が5Vを表示したのでコネクタAを外し,V2の電圧を測定したら5Vであったので,センサの断線が考えられる。

(2)V1が5Vを表示したのでコネクタAを外し,V2の電圧を測定したら0Vであったので,信号線とボデーとの短絡(地絡)が考えられる。

(3)V1が0Vを表示したのでコネクタAを外し,V1の電圧を測定したら5Vであったので,センサ内部の信号線とアース線との短絡が考えられる。

(4)V1が0Vを表示したのでコネクタAを外し,V1の電圧を測定したら0Vであったので,信号線とボデーとの短絡(地絡)が考えられる。

 

 

解く

 

(1)V1が5Vを表示したのでコネクタAを外し,V2の電圧を測定したら5Vであったので,センサの断線が考えられる。

適切

(2)V1が5Vを表示したのでコネクタAを外し,V2の電圧を測定したら0Vであったので,信号線とボデーとの短絡(地絡)が考えられる。

不適切

V1が5Vを表示しない

(3)V1が0Vを表示したのでコネクタAを外し,V1の電圧を測定したら5Vであったので,センサ内部の信号線とアース線との短絡が考えられる。

適切

(4)V1が0Vを表示したのでコネクタAを外し,V1の電圧を測定したら0Vであったので,信号線とボデーとの短絡(地絡)が考えられる。

適切

よって答えは2