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自動車整備士資格試験を解く

平成20年11月実施検定1級小型問題41:地球温暖化に影響する温室効果ガス

41

 

地球温暖化に影響する温室効果ガスに関する次の文章の(イ)から(ハ)にあてはまる語句の組み合わせとして,適切なものは次のうちどれか。

 

「排出削減対象の温室効果ガスは6種類あるが,大きく分けると,二酸化炭素,メタン,亜酸化窒素,フロン類の4種頼となり,そのうち,地球温暖化係数が大きく温暖化の効果が最も高いガスは,(イ)であり,最も低いガスは,(ロ)である。また,温暖化への寄与度が最も高いガスは,(ハ)である。」

 

 

(1)(イ)二酸化炭素  (ロ)フロン類   (ハ)二酸化炭素

(2)(イ)フロン類   (ロ)亜酸化窒素  (ハ)メタン

(3)(イ)フロン類   (ロ)二酸化炭素  (ハ)二酸化炭素

(4)(イ)二酸化炭素  (ロ)フロン類   (ハ)フロン類

 

 

解く

「排出削減対象の温室効果ガスは6種類あるが,大きく分けると,二酸化炭素,メタン,亜酸化窒素,フロン類の4種頼となり,そのうち,地球温暖化係数が大きく温暖化の効果が最も高いガスは,(イフロン類)であり,最も低いガスは,(ロ二酸化炭素)である。また,温暖化への寄与度が最も高いガスは,(ハ二酸化炭素)である。」

 

 

(1)(イ)二酸化炭素  (ロ)フロン類   (ハ)二酸化炭素

(2)(イ)フロン類   (ロ)亜酸化窒素  (ハ)メタン

(3)(イ)フロン類   (ロ)二酸化炭素  (ハ)二酸化炭素

(4)(イ)二酸化炭素  (ロ)フロン類   (ハ)フロン類

 

温室効果ガスと地球温暖化係数/温暖化への寄与度

 

 

ニ酸化炭素

メタン

亜酸化窒素

HFC

PFC

SF6

地球温暖化係数

1

21

310

1300

7400

23900

温暖化への寄与度

60%

20

6

 

14%(各フロンの合計)

 

 

平成20年11月実施検定1級小型問題40改:ABSのモータ回路の故障原因とダイアグノーシス・コードに関する記述

40

図に示すABSのモータ回路の故障原因とダイアグノーシス・コードに関する記述として,不適切なものは次のうちどれか。ただし,ポンプ・モータ・リレー,ポンプ・モータは正常とする。なお,電圧の測定はポンプ・モータ・リレーがOFFの状態で行った。

(1)V1に電圧がありV2に電圧がないとき,ヒューズ2の不良又は,MCK端子と端子a間の断線であり,「53」のダイアグノーシス・コードが検出されている。

(2)V5に電圧があり,V1に電圧がなく,ヒューズ2か正常のとき,端子dをはずし,V1に電圧がない場合は端子a,b,c間の回路の短絡(地絡)であり,「52」のダイアグノーシス・コードが検出されている。

(3)V3に電圧があるとき,端子dとアース間の断線又は,アース不良であり,「52」のダイアグノーシス・コードが検出されている。

(4)V2に電圧があり,V4に電圧がないとき,端子aと端子C間の断線であり,「53」のダイアグノーシス・コードが検出されている。

 

解く

(1)V1に電圧がありV2に電圧がないとき,ヒューズ2の不良又は,MCK端子と端子a間の断線であり,「53」のダイアグノーシス・コードが検出されている。

適切

モータリレーON5V

モータリレーOFF5V

(2)V5に電圧があり,V1に電圧がなく,ヒューズ2か正常のとき,端子dをはずし,V1に電圧がない場合は端子a,b,c間の回路の短絡(地絡)であり,「52」のダイアグノーシス・コードが検出されている。

適切

モータリレーON:0V

モータリレーOFF:0V

 

(3)V3に電圧があるとき,端子dとアース間の断線又は,アース不良であり,「52」のダイアグノーシス・コードが検出されている。

不適切

53

モータリレーON:12V

モータリレーOFF:5V

(4)V2に電圧があり,V4に電圧がないとき,端子aと端子C間の断線であり,「53」のダイアグノーシス・コードが検出されている。

適切

モータリレーON:5V

モータリレーOFF:5V

よって答えは3

 

 

 

車輪速センサ診断

(断線,ボデー短絡,電源短絡)

車輪速センサ信号の断線,短絡を検知している。

ABS警告灯が消灯せず,上記のダイアグノシス・コドを表示していることを確認する。

点検はイグニション・スイッチをONにして行う。

車輪速センサ診断

(信号異常)

車輪速センサ信号の異常,リヤ最速車輪が10kmh以上のとき,他の車輪速センサ信号がない,最速車輪が30kmh上のとき,70秒以上信号がない,センサ・ハーネスと他センサ・ハーネスの短絡,ノイズ入力による異常を検出している。

イグニション・スイッチをOFFからONにし,車速30km/h以上で走行して再現テストを実施する。

ABS警告灯が消灯しない又は点灯し,ダイアグノーシス・コード12,14,16,18を確認できた場合は,ダイアグノーシスコードに該当した車輪速センサに上記の検出条件下で,異常が発生している。

・点灯しない場合は,駆動輪のみの回転,車両スピン,ノイズ入力があったと考えられる。

パルサ診断

車輪速センサ信号が一定車速以上のときに,パルサ歯欠け診断を実施している。

ダイアグノーシス・コードを消去した後,車速30kmh以上で走行して再現テストを実施するABS警告灯が点灯し,ダイアグノーシス・コード幻~24を確認できた場合は,ダイアグノーシス・コードに該当した車輪速センサのパルサの歯欠け点検を実施する。

・点灯しない場合は,一時的な信号消失などの異常があったと考えられる。

モジュレータ・バルブ診断

ソレノイドを診断しており,初期診断及び最速車輪が10kmhのとき,モジュレータ・バルプの自己ソレノイドコイル・チェック出力とモジュレータ・バルブ作動の不一致やモジュレータ・バルブの異常作動を検出している。(検出するとフェイルセーフ・リレーをOFFする。)

イグニション・スイッチをOFFからONにして,警告灯が消灯しない場合は,ダイアグノーシス・コードに該当するモジュレータ・バルブの信号線の断線,短絡点検を検する。

・点灯しない場合は,断線,短絡などの一時的な異常があったと考えられる。

ホイール・ロック診断

ホイール・ロックを診断しており,走行中の車輪速センサ信号によりホイール・ロックを検出している。

走行して,プレーキを掛けるとABS警告灯か戸灯し,ダイアグノーシス・コード41~44を確認できた場合は,ダイアグノーシス・コードに該当したホイールのプレーキの引きずりや車輪速センサの取り付け状態などの点検を実施する。

・点灯しない場合は,旋回中のスピンや,一時的な異常があったと考えられる。

モータ・ロック診断

モータ・ロックを診断しており,イグニション・スイッチON後の発進時,モータを駆動させたときのモータ・ロックを検出している。

ダイアグノーシスコードを消去した後,車速10kmh以上で走行して再現テストを実施する。

ABS警告灯が点灯し,ダイアグノーシス・コード51を確認できた場合は,モータ(モジュレータ・ユニット)を交換する。

・点灯しない場合は,一時的な異常があったと考えられる。

モータOFF故障診断

モータOFFの故障診断をしており,発進時にモータを駆動し,モータチェック(MCK)電圧が4.5V以下のときに警告灯を点灯させる。

発進時にABS警告灯が点灯し,ダイアグノーシス・コード52を表示することを確認する。

モータON故障診断

モータON故障を診断しており,ポンプ・モータ・リレーOFF時のMCK電圧が3V以上のときに警告灯を点灯させる。

ABS警告灯が消灯せず,ダイアグノーシスコードが53の表示をすることを確認する。

イグニション・スイッチがOFFの状態でも,ポンプ・モータが作動している場合は,ポンプ・モータ・リレーを交換する。

フェイルセーフ・リレー診断

フェイルセーフ・リレーを診断しており,フェイルセーフ・リレーがONOFF時の全モジュレータ・バルブ端子電圧によりON故障,OFF故障を診断している。検出すると,フェイルセーフ・リレーをOFFする。

ABS警告灯が消灯せず,ダイアグノーシス・コード54を確認できた場合は,フェイルセーフ・リレーの駆動信号線,電源側,モジュレータ・バルブの電源側,フェイルセーフ・リレー単体を点検する。

・警告灯が点灯しない場合は,一時的な異常があったと考えられる。

IG2電圧診断

IG2電源を診断しており,車速10km/h以上でIG2電源電圧が,10V以下又は16V以上で検出する。

ダイアグノーシスコードを消去した後,車速10kmh以上で走行して再現テストを実施する。ABS告灯が点灯し,ダイアグノーシス・コード61又は62を確認できた場合は,充電系などを点検する。

・警告灯が点灯しない場合は,一時的な異常があったと考えられる。

異径タイヤ診断

異径タイヤの診断をしており,走行したときの車輪速センサ信号の比較により,異径タイヤを装着していないか検出する。

走行して再現テストを実施する。ABS警告灯か点灯し,ダイアグノーシス・コード71を確認できた場合は,タイヤを点検する。

マイコン診断

マイコンを診断しており,走行したときに連続作動やECU内の異常を検出する。

走行して再現テストを実施する。ABS警告灯か点灯し,ダイアグノーシス・コード81を確認できた場合は,ECUを交換する。

・警告灯が点灯しない場合は,外的要因などによる一時的な異常があったと考えられる。

 

 

 

 

 

 

 

平成20年11月実施検定1級小型問題39:EPSの車速センサ回路

39

図に示すEPSの車速センサ回路において,走行中EPS警告灯が点灯して車速センサ異常のコードが表示された場合の故障診断に関する記述として,不適切なものは次のうちどれか。なお,電圧計側にはアナログ・テスタを用いた。

(1)走行中スピードメータは正常に作動していた。車速センサ及びECUのコネクタを分離して,V1,V2の電圧が共に5VであったのでECUの異常と判断した。

(2)車速センサ及びECUのコネクタを分離して,V1の電圧が0V,V2の電圧が5Vであったので,スピードメータへの分岐点Aと車速センサ間が断線していると判断した。

(3)走行中にV1の電圧が約2.5V,V2の電圧が5Vであったので,スピードメータへの分岐点Aと車速センサ間の断線と判断した。

(4)走行中にV1,V2の電圧が共に5Vであったので,車速センサの異常と判断した。

 

解く

(1)走行中スピードメータは正常に作動していた。車速センサ及びECUのコネクタを分離して,V1,V2の電圧が共に5VであったのでECUの異常と判断した。

適切

(2)車速センサ及びECUのコネクタを分離して,V1の電圧が0V,V2の電圧が5Vであったので,スピードメータへの分岐点Aと車速センサ間が断線していると判断した。

適切

(3)走行中にV1の電圧が約2.5V,V2の電圧が5Vであったので,スピードメータへの分岐点Aと車速センサ間の断線と判断した。

不適切

V1の電圧が約2.5Vにならない

分岐点AとECU間の断線と判断すべき。

(4)走行中にV1,V2の電圧が共に5Vであったので,車速センサの異常と判断した。

適切

よって答えは3

 

 

 

平成20年11月実施検定1級小型問題38:故障診断

38

故障診断に関する記述として,不適切なものは次のうちどれか。

 

(1)水温センサ系統の点検において,水温センサのコネクタを外した状態でハーネス側の両端子間の電圧が5Vであれば配線及びECUは正常である。

(2)02センサ系統の点検において,信号出力電圧が約1V一定の場合は吸気系のエア吸い等の空燃比が薄くなる要因がないかを点検する。

(3)ダイアグノーシス検出に点火確認信号を用いている点火システムの点検において,点火系すべての気筒のダイアグノーシス・コードが同時に出力する場合は,点火確認信号の不具合が考えられる。

(4)外部診断器を使用した吸気温センサ系統の点検において,ECUデータ値が約140℃と表示される場合に,吸気温センサのコネクタを外したとき,表示が約マイナス40℃に変化した場合は,吸気温センサ不良が考えられる。

 

解く

 

(1)水温センサ系統の点検において,水温センサのコネクタを外した状態でハーネス側の両端子間の電圧が5Vであれば配線及びECUは正常である。

適切

 

(2)O2センサ系統の点検において,信号出力電圧が約1V一定の場合は吸気系のエア吸い等の空燃比が薄くなる要因がないかを点検する。

不適切

吸気系のエア吸い等の空燃比が薄くなるとO2センサの信号出力電圧は約0Vになる

 

(3)ダイアグノーシス検出に点火確認信号を用いている点火システムの点検において,点火系すべての気筒のダイアグノーシス・コードが同時に出力する場合は,点火確認信号の不具合が考えられる。

適切

 

エンジン警告灯点灯時(ダイアグノーシス・コード表示時)の点検・整備方法

 

異常コード全気筒を表示する場合

全体の回路構成は,図のようになっており,点火系すべての気筒のダイアグノーシス・コードが同時に出力する場合は,点火確認信号の不具合が考えられる。

 

ECUの点火確認信号とアース間の電圧点検を行う。

 

 

5Vの電圧を示す場合は,点火確認信号線の断線である。

OVの電圧を示す場合は,点火確認信号線の短絡又はECUの不良である。

 

②点火確認信号線の絶縁点検を行う。

 

③前述②の点検が正常であれば、イグナイタ及びイグニション・コイル内部でアース短絡しているか点検する。

 ECUの点火確認信号とアース間の電圧を観測しながら,イグナイタ及びイグニション・コイルの№1から№6のコネクタを順に外し,特定の気筒のコネクタを外したときに,電圧がOVから5Vに変化すればその気筒のイグナイタ及びイグニション・コイルの不良である。

5Vに変化しなければECUの不良である。

(4)外部診断器を使用した吸気温センサ系統の点検において,ECUデータ値が約140℃と表示される場合に,吸気温センサのコネクタを外したとき,表示が約マイナス40℃に変化した場合は,吸気温センサ不良が考えられる。

適切


 

 

よって答えは2

 

 

 

 

 

 

 

平成20年11月実施検定1級小型問題37:車載故障診断装置にバキューム・センサ系統のダイアグノーシス・コードが表示された場合の故障診断

37

図に示す回路において,エンジン警告灯点灯時,車載故障診断装置にバキューム・センサ系統のダイアグノーシス・コードが表示された場合の故障診断に関する記述として,不適切なものは次のうちどれか。

(1)V1の電圧を点検すると0Vを表示した。次に,コネクタ(A)を外し,V2及びV3の電圧を点検すると共に5Vだったのでバキューム・センサの内部断線が考えられる。

(2)V1の電圧を点検すると0Vを表示した。次に,コネクタ(A)を外し,V2及びV3の電圧を点検すると共に0VだったのでECU不良が考えられる。

(3)V1の電圧を点検すると5Vを表示した。次に,コネクタ(A)を外し,V1の電圧を点検すると5Vだったのでバキューム・センサの断線と判断した。

(4)V1の電圧を点検すると5Vを表示した。次に,コネクタ(A)を外し,V4の電圧を点検すると0Vを示したので信号線もしくはアース線に断線があると考えられる。

 

解く

(1)V1の電圧を点検すると0Vを表示した。次に,コネクタ(A)を外し,V2及びV3の電圧を点検すると共に5Vだったのでバキューム・センサの内部断線が考えられる。

不適切

(2)V1の電圧を点検すると0Vを表示した。次に,コネクタ(A)を外し,V2及びV3の電圧を点検すると共に0VだったのでECU不良が考えられる。

適切

(3)V1の電圧を点検すると5Vを表示した。次に,コネクタ(A)を外し,V1の電圧を点検すると5Vだったのでバキューム・センサの断線と判断した。

適切

(4)V1の電圧を点検すると5Vを表示した。次に,コネクタ(A)を外し,V4の電圧を点検すると0Vを示したので信号線もしくはアース線に断線があると考えられる。

適切

よって答えは1

 

 

 

平成20年11月実施検定1級小型問題36:こもり音,ビート音の故障診断

36

 

こもり音,ビート音の故障診断に関する記述として,不適切なものは次のうちどれか。

 

(1)惰行時,駆動時にこもり音が発生したのでリジッド・ラックで車両を支えて現象を確認したところ,現象が消えないので,プロペラ・シャフトとドライブ・シャフトの点検が必要と考えられる。

(2)惰行時,駆動時にこもり音が発生したのでリジッド・ラックで車両を支えて現象を確認したところ,現象がなくなり正常になったので,原因はタイヤと判断しプロペラ・シャフトの点検は行わなかった。

(3)駆動時のみにこもり音が発生したので,エンジン各部,エンジンとトランスミッションの締め付け部,ユニバーサル・ジョイント位相,センタ・ベアリンク位置,エキゾースト・パイプ,プロペラ・シャフト・ジョイント角の点検が必要と考えられる。

(4)停車時,エンジン・レーシングでビート音が発生したので,エンジン各部,エアクリーナ,エキゾースト・パイプの点検を行ったが,エアコン・コンプレッサの取り付け部の点検を行わなかった。

 

解く

 

(1)惰行時,駆動時にこもり音が発生したのでリジッド・ラックで車両を支えて現象を確認したところ,現象が消えないので,プロペラ・シャフトとドライブ・シャフトの点検が必要と考えられる。

適切

惰行時:アンバランス

駆動時:ジョイント部のトルク変動

(2)惰行時,駆動時にこもり音が発生したのでリジッド・ラックで車両を支えて現象を確認したところ,現象がなくなり正常になったので,原因はタイヤと判断しプロペラ・シャフトの点検は行わなかった。

適切

(3)駆動時のみにこもり音が発生したので,エンジン各部,エンジンとトランスミッションの締め付け部,ユニバーサル・ジョイント位相,センタ・ベアリンク位置,エキゾースト・パイプ,プロペラ・シャフト・ジョイント角の点検が必要と考えられる。

適切

(4)停車時,エンジン・レーシングでビート音が発生したので,エンジン各部,エアクリーナ,エキゾースト・パイプの点検を行ったが,エアコン・コンプレッサの取り付け部の点検を行わなかった。

不適切

 

 

よって答えは(4)

 

エンジン・ノイズの主な原因

振動強制力

振動伝達部位

①タぺット(動弁機構),タイミング・チェーン,ピストンの

コンロッド,クランクシャフト及び補機類のべアリングな

どから発生する機械振動

②シリンダ・ヘッド,ピストンなど燃焼室から発生する燃焼

膨張振動

③冷却ファン,ファン・シュラウド及びオルタネータ・ファ

ンが,空気を切るときに発生するファン振動

④エア・クリーナから発生する吸気振動

⑤エキゾースト・マニホールド,エキゾースト・パイプ及び

マフラから発生する排気振動

 

①エンジンの共振

②アクセル・ワイヤ

の共振

③エキゾースト・パイプ

の共振

④ボデー・パネルの共振

 

空気,エンジン・マウ

ンティング及びホース

類の振動により伝達

 

 

(c)プーリ比による振動周波数の合成

図に示すエンジン補機類のプーリ径と,クランクシャフト・プーリ径の比が整数倍に近いと,エンジンの発生振動周波数と補機類からの振動周波

数の差がわずかとなり,合成された振動周波数により騒音(ビート音)が発生する。この場合,駆動ベルトを外していくと,関係する補機類が分かる。

 

 

 

 

平成20年11月実施検定1級小型問題35:吸気温センサ回路において,外部診断器を使用した点検

35

図に示す吸気温センサ回路において,外部診断器を使用した点検に関する次の文章の(イ)から(ニ)にあてはまる語句の組み合わせとして,適切なものは次の(1)から(4)のうちどれか。

「外部診断器で吸入空気温度が-40℃と表示された場合,吸気温センサのコネクタ(A)を外し,配線側の信号線とアース線を短絡させたとき表示が140℃に変化したら,(イ)と判断できる。また,変化しなかった場合に,ECUのコネクタ(B)で信号線とアース線間を短絡させたとき表示が140℃に変化したら,(ロ)と判断できる。外部診断器で吸入空気温度が140℃と表示された場合,吸気温センサのコネクタ(A)を外しても表示が140℃のままならば,(ハ)と判断できる。また,ECUのコネクタ(B)を外しても表示が140℃のままならば,(ニ)と判断できる。」

解く

 

「外部診断器で吸入空気温度が-40℃と表示された場合,吸気温センサのコネクタ(A)を外し,配線側の信号線とアース線を短絡させたとき表示が140℃に変化したら,(イ吸気温センサ不良)と判断できる。

また,変化しなかった場合に,ECUのコネクタ(B)で信号線とアース線間を短絡させたとき表示が140℃に変化したら,(ロ信号線、アース線の断線)と判断できる。

外部診断器で吸入空気温度が140℃と表示された場合,吸気温センサのコネクタ(A)を外しても表示が140℃のままならば,(ハ吸気温センサ以外で短絡)と判断できる。

また,ECUのコネクタ(B)を外しても表示が140℃のままならば,(ニECU不良)と判断できる。」

よって答えは4