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令和8年3月実施2級ジーゼル問題23:フレーム及びボデー

〔No. 23〕フレーム及びボデーに関する記述として、不適切なものは次のうちどれか。

 

(1)モノコック・ボデーは、 一体構造のため、曲げ及びねじれ剛性に優れ、質量を小さくすることができる。

 

(2)スケルトン構造は、フレームにボデーが角形鋼管で組み立てられるため、外板面に応力が掛かることから、大きな開口部が取りやすい。

 

(3)フレームに亀裂が発生すると、どんなに小さなものでも次第に大きくなるので、部分的に補強材 (当て板)を当てるだけの修正は行わない。

 

(4)フロント・ドア・サイド・インパクト・プロテクション・ビームは、前面衝突時におけるフロント・ピラー後退による客室の変形を最小限に抑える働きもする。

 

 

解く

 

(1)モノコック・ボデーは、 一体構造のため、曲げ及びねじれ剛性に優れ、質量を小さくすることができる。

適切

モノコック・ボデーには、次のような特徴がある。

・一体構造のため、曲げ及びねじれ剛性に優れている。

・ボデー自体がフレームの役目を担うため、質量を小さくすることができる。

・構造上、フロアを低くできるので、室内空間を広くすることができる。

・薄鋼板を使用し、ひすみの少ないスポット溶接が多く採用されているので精度が高い。

このような利点がある反面、1箇所に力が集中すると比較的簡単にひびが入ったり、割れてしまうなどの弱点があるため補強が必要となる。また、そのほかにモノコック・ボデーの弱点は次のようなことが挙げられる。

・サスペンションなどから振動や騒音が伝わりやすく、防音、防振のための工夫が必要となる。

・衝撃により破損した場合、構造が複雑なために修理が難しい。

 

(2)スケルトン構造は、フレームにボデーが角形鋼管で組み立てられるため、外板面に応力が掛かることから、大きな開口部が取りやすい。

不適切

スケルトン構造は、フレームとポデーを組み合わせて骨格構造だけで応力を保持し、ボデー外板を強度部材としないものである。この構造は、フ

レームにボデーが角形鋼管で組み立てられるため、外板面に応力が掛からないことから、大きな開口部が比較的に取りやすいなどの特徴がある。

なお、スケルトン構造は、前述したフレームとボデーを組み合わせて用いるものと、フレームとボデーが一体構造となったものがある。

(3)フレームに亀裂が発生すると、どんなに小さなものでも次第に大きくなるので、部分的に補強材 (当て板)を当てるだけの修正は行わない。

適切

1)亀裂の修理

亀裂が発生すると、どんなに小さなものでも次第に大きくなるので、部分的に補強材(当て板)を当てるだけの修正は行わない。

亀裂の修正作業は、一般に図のように、亀裂の最先端の部分に直径5mmからフレーム板厚の2倍程度の穴をあける。

(4)フロント・ドア・サイド・インパクト・プロテクション・ビームは、前面衝突時におけるフロント・ピラー後退による客室の変形を最小限に抑える働きもする。

適切

よって答えは2