〔No. 7〕エンジン・オイル及び潤滑装置に関する記述として、不適切なものは うちどれか。
(1)エンジン・オイルは、そのオイル自体の温度が125 ℃ ~ 130 ℃以上になると急激に潤滑性が失われるので、オイルの温度が高くなるようなエンジンでは、オイル・クーラを装着してオイルの冷却を行っている。
(2)リリーフ・バルブは、オイル・ポンプで作り出した油圧が規定値を超えると開き、オイルの一部をオイル・パンに戻して油圧を調整している。
(3)オイル・クーラ部のバイバス・バルブは、オイル・クーラが詰まったときや、暖機後などオイルの温度が高く流動抵抗が小さくなった場合に開く。
(4)レギュレータ・バルブは、オイル・ギャラリの油圧が規定値を超えると開き、 オイルをオイル・パンに逃がしてオイル・ギャラリの油圧を一定に保つよう調整している。
解く
(1)エンジン・オイルは、そのオイル自体の温度が125 ℃ ~ 130 ℃以上になると急激に潤滑性が失われるので、オイルの温度が高くなるようなエンジンでは、オイル・クーラを装着してオイルの冷却を行っている。
適切
オイルの冷却
オイルは,その温度が125~130℃以上になると,急激に潤滑性を失うようになる。普通,オイルとしては,90℃を超えないことが望ましいので,オイルの温度が高くなるようなエンジンでは,オイル・クーラを装着してオイルの冷却を図っている。
(2)リリーフ・バルブは、オイル・ポンプで作り出した油圧が規定値を超えると開き、オイルの一部をオイル・パンに戻して油圧を調整している。
適切
油圧の制御
潤滑部に供給されるオイルの圧力は、オイルの粘度、潤滑系統の状態、オイル・ポンプの性能、エンジンの回転速度などにより変化する。したがって、この油圧が規定値より高くならないように調整するため、リリーフ・バルプが設けられている。
図は、トロコイド式オイル・ポンプに設けられたリリーフ・バルブの一例で、バルブ、スプリングなどで構成されている。
エンジンの回転速度が上昇して油圧が規定値に達すると、バルブが開き、オイルの一部をオイル・パンやオイル・ポンプ吸入側に戻して油圧を制御している。

(3)オイル・クーラ部のバイバス・バルブは、オイル・クーラが詰まったときや、暖機後などオイルの温度が高く流動抵抗が小さくなった場合に開く。
不適切
図は,水冷多板式オイル・クーラの一例で,偏平なチューブを数段に積み重ねたクーラ・エレメントの中をオイルが通り,その外側をウォータ・ポンプからの冷却水が通ることによって,オイルは冷却される。なお,エレメントが詰まったとき,また,オイルの温度が低いときなどで流動抵抗が異常に大きくなった場合には,バイバス・バルブが作動してオイルをオイル・ギャラリに導き,油路を確保すると共にオイル・クーラの破損を防止している。

(4)レギュレータ・バルブは、オイル・ギャラリの油圧が規定値を超えると開き、 オイルをオイル・パンに逃がしてオイル・ギャラリの油圧を一定に保つよう調整している。
適切
レギュレータ・バルブは,オイル・ギャラリの油圧が規定値を超えると開き,オイルをオイル・パンに逃がしてオイル・ギャラリの油圧を一定に保つよう調整している。

よって答えは(3)