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令和7年3月実施2級シャシ問題7:ボデー及びフレーム

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ボデー及びフレームに関する記述として,適切なものは次のうちどれか。

 

(1) トラックのフレームは,トラックの全長にわたって貫通した左右2本のクロス・メンバが配列されている。

(2) フレームを補強する場合は,必ずフレームの厚さ以上の補強材を使用する。

(3) モノコック・ボデーは,薄鋼板を使用し,ひずみの少ないスポット溶接が多く採用されている。

(4) モノコック・ボデーは,ボデー自体がフレームの役目を担っているため,質量を小さくすることができない。

 

 

 

解く

 

(1) トラックのフレームは,トラックの全長にわたって貫通した左右2本のクロス・メンバが配列されている。

不適切

フレームの構造

トラックなどで用いられるフレームは、図のように全長にわたって貫通した左右2本のサイド・メンバが配列され、その間に、はしごのようにクロス・メンバを置き、それぞれが溶接などで結合されている。

材料は、一般に熱間圧延鋼板が使われているが、軽量で、強度及び剛性の高い熱間圧延高張カ鋼板も使われており、サスペンションやタイヤなどで吸収できない衝撃によるフレームの曲げ、ねじれなどに十分耐えられるようになっているが、強度及び剛性不足の箇所には補強板が取り付けられている。

(2) フレームを補強する場合は,必ずフレームの厚さ以上の補強材を使用する。

不適切

◎補強作業の主な注意事項としては、次のようなものがある。

サイド・メンバの側面に当てる補強材は、図のようにする。これは補強材の端面が真っすぐ切れていると、補強材の端部に応力が集中して折損しやすくなるので、これを防ぐためである。

補強材は、フレームの厚さ以上のものを使わない。

・サイド・メンバの片側だけに亀裂が発生した場合にも、強度上のアンバランスを防ぐため、左右のサイド・メンバに同じような補強を施す。

・補強材の溶接方法については、熱ひずみをできるだけ少なくするため、一般に図のように長さ30mm程度の断続溶接又は栓溶接(注参照)を行う。

・補強材をボルト締めする場合は、確実な締め付けを行うためにリーマ・ボルトを使用する。

 

(3) モノコック・ボデーは,薄鋼板を使用し,ひずみの少ないスポット溶接が多く採用されている。

適切

モノコック・ボデーには、次のような特徴がある。

・一体構造のため、曲げ及びねじれ剛性に優れている。

・ボデー自体がフレームの役目を担うため、質量を小さくすることができる。

・構造上、フロアを低くできるので、室内空間を広くすることができる。

薄鋼板を使用し、ひすみの少ないスポット溶接が多く採用されているので精度が高い。

このような利点がある反面、1箇所に力が集中すると比較的簡単にひびが入ったり、割れてしまうなどの弱点があるため補強が必要となる。また、そのほかにモノコック・ボデーの弱点は次のようなことが挙げられる。

・サスペンションなどから振動や騒音が伝わりやすく、防音、防振のための工夫が必要となる。

・衝撃により破損した場合、構造が複雑なために修理が難しい。

 

 

(4) モノコック・ボデーは,ボデー自体がフレームの役目を担っているため,質量を小さくすることができない。

不適切

・ボデー自体がフレームの役目を担うため、質量を小さくすることができる。

 

 

 

 

 

よって答えは3