自動車整備士試験勉強 始めました~(^^♪

自動車整備士資格試験を解く

令和7年3月実施2級シャシ問題1:走行抵抗

1

自動車に作用する走行抵抗に関する記述として,不適切なものは次のうちどれか。

 

(1) 下り勾配では,勾配抵抗は負となり走行抵抗を減らすので,駆動力を助ける力として働く。

(2) 転がり抵抗が発生する原因として,「タイヤ接地部の変形」,「タイヤと路面との摩擦」,「軸受部の摩擦」などがある。

(3) タイヤの偏平率が小さいほどタイヤの変形が小さいので,転がり抵抗係数は小さい。

(4) 揚力は,車体に対して後向きに働く力で,車体前部で空気を受ける正圧と後部の空気の剥離による負圧が,車体を後方へ引くように作用する力として働く。

 

 

 

解く

(1) 下り勾配では,勾配抵抗は負となり走行抵抗を減らすので,駆動力を助ける力として働く。

適切

勾配抵抗は、車速に関係なく一定であるが、勾配が変化することにより抵抗も変わるため、のようになる。

なお、下り勾配では、勾配抵抗が負となり走行抵抗を減らすので、駆動力を助ける力として働く。

 

(2) 転がり抵抗が発生する原因として,「タイヤ接地部の変形」,「タイヤと路面との摩擦」,「軸受部の摩擦」などがある。

適切

転がり抵航

タイヤが路面を転がるときに発生する抵抗を転がり抵抗といい、次のものが原因となる。

タイヤ接地部の変形

タイヤと路面との摩擦

・路面の僅かな変形

軸受部の摩擦

・路面からの衝撃

転がり抵抗は、自動車の重量(注1参照)、路面の状況などにより左右されるが、実用上、平たんな路面における転がり抵抗は、次の式で表される。

 

ただし、R1:転がり抵抗 N=kg・m/s2=kg・m・s-2

    μr(注2参照):転がり抵抗係数

    M:自動車総質量 kg

    g:重力加速度=9.8m/s2=9.8m・s-2

 

 

(3) タイヤの偏平率が小さいほどタイヤの変形が小さいので,転がり抵抗係数は小さい。

適切

図のように、タイヤの偏平率が小さいほどタイヤの変形が小さいので、転がり抵抗係数は小さくなる。

 

(4) 揚力は,車体に対して後向きに働く力で,車体前部で空気を受ける正圧と後部の空気の剥離による負圧が,車体を後方へ引くように作用する力として働く。

不適切

抗力は、車体に対して後向きに働く力で、車体前部で空気を受ける正圧と後部の空気の剥離による負圧が、車体を後方へ引くように作用する力として働くものである。

揚力は、車体に対して上向きで垂直に働く力で、車体の上下面の空気の流れにより圧力差が生じ、車体を持ち上げるように作用する力が発生するもので、その結果、タイヤの接地カが減少し、操縦安定性が損なわれる。

横力は、車体に対して横向きに働く力で、横風の方向(偏揺角)に比例して大きくなる。

 

よって答えは4