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オクタン価に関する記述として,適切なものは次のうちどれか。
(1) ガソリンの揮発性を示す数値である。
(2) ガソリンのアンチノック性を示す数値である。
(3) 直留ガソリンと分解ガソリンの混合割合をいう。
(4) ガソリンに含まれるイソオクタンの混合割合をいう。
解く
(1) ガソリンの揮発性を示す数値である。
不適切
(2) ガソリンのアンチノック性を示す数値である。
適切
(3) 直留ガソリンと分解ガソリンの混合割合をいう。
不適切
(4) ガソリンに含まれるイソオクタンの混合割合をいう。
不適切
(1)オクタン価
オクタン価は、ガソリン・エンジンの燃料のアンチノック性を示す数値である。
炭化水素のうち、アンチノック性が高いイソオクタン(オクタン価100)と、アンチノック性が低いへプタン(オクタン価ゼロ)を任意の割合に混合して標準燃料をつくり、試料燃料と同じアンチノック性を示す標準燃料中のイソオクタンの容積割合を、その試料燃料のオクタン価としている。オクタン価100以上のガソリンに対しては、イソオクタンにトルエン(オクタン価120)を添加したものを標準燃料としている。
オクタン価の試験には、国際的に定められたCFRエンジンを使用して、各目的に応じて特定の条件で行うことになっている。これをCFRオクタン価といい、測定条件によってリサーチ法とモータ法があり、モータ法は、リサーチ法と比較して、混合気温度、回転速度などが高く、過酷な条件で測定され、リサーチ法オクタン価より低い値を示す。JISではリサーチ法を採用している。
オクタン価を高めることは、高圧縮比でもノッキングが発生しにくくなるので、エンジンの圧縮比、すなわち、圧縮圧力を高くすることにより熱効率の向上を図ることが可能になる。オクタン価を高めるには、高オクタン価ガソリン製造法の接触分解法及び接触改質法が用いられている。
よって答えは(2)