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ABSに関する記述として,不適切なものは次のうちどれか。
(1) エンジン始動後の発進時にゆっくりと加速した場合などに,静かな場所では,エンジン・ルームから ABSのポンプ・モータの作動音が聞こえる場合があるが,これはABSのイニシャル・チェックの音である。
(2) ハイドロリック・ユニット部は,ECUからの駆動信号により各ブレーキの液圧の制御とエンジンの出力制御を行っている。
(3) ECUは,自己診断機能により,電子制御機構に起因する故障を検出すると,ウォーニング・ランプを点灯させるとともにダイアグノーシス・コードを記憶する。
(4) 車輪速センサの車輪速度検出用ロータは,各ドライブ・シャフトなどに取り付けられており,車輪と同じ速度で回転している。
解く
(1) エンジン始動後の発進時にゆっくりと加速した場合などに,静かな場所では,エンジン・ルームから ABSのポンプ・モータの作動音が聞こえる場合があるが,これはABSのイニシャル・チェックの音である。
適切
◎ ABS装着車特有の現象
・急ブレーキを掛けたり、滑りやすい路面でブレーキを掛けたとき、ABSが作動するとモータとバルブの作動音が聞こえ、ブレーキ・ペダルに脈動を感じたりステアリング・ホイールに振動を感じることがあるが、これはABSが作動していることを示す特徴的な現象である。
・エンジン始動後、発進時にゆっくりと加速した場合などに、静かな場所では、エンジン・ルームからモータの作動音が聞こえる場合があるが、これはABSのイニシャル・チェックの音である。
・バッテリ上がりを起こした際などに、プースタ・ケープルを使用してエンジンを始動したあとに 一時的にウォーニング・ランプが点灯する場合があるが、これはバッテリの電圧不足によるもので、 ABSの異常ではない。
(2) ハイドロリック・ユニット部は,ECUからの駆動信号により各ブレーキの液圧の制御とエンジンの出力制御を行っている。
不適切
ハイドロリック・ユニットは、ECUからの駆動信号により各ブレーキの液圧を制御するものである。
(3) ECUは,自己診断機能により,電子制御機構に起因する故障を検出すると,ウォーニング・ランプを点灯させるとともにダイアグノーシス・コードを記憶する。
適切
電子制御装置に断線、短路及び電源の異常などの故障が発生すると、電子制御装置は作動せず、通常のブレーキ装置の制動作用と同じになる。また、電子制御装置に起因するものについては、自己診断機能により故障が検出されると、ウォーニング・ランプが点灯して運転者に故障の発生を知らせると共にDTC を記憶するようになっている。
(4) 車輪速センサの車輪速度検出用ロータは,各ドライブ・シャフトなどに取り付けられており,車輪と同じ速度で回転している。
適切
◎車輪速センサ
車輪速センサは車輪速をピックアップ・コイルにより検出する方式と半導体により検出する方式とがある。
ピックアップ・コイル式、半導体式共に、車輪速度検出用ロータは各ドライブ・シャフトなどに取り付けられており、車輪と同じ速度で回転している。また、センサ部はナックルなどに固定されている。

よって答えは(2)