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機械式燃料噴射装置と比較したときのコモンレール式高圧燃料噴射装置の特徴に関する記述として,不適切なものは次のうちどれか。
(1) 燃料噴射を多段階に分割できる反面,騒音が増大する。
(2) 黒煙を大幅に低減できる。
(3) 噴射量は,主にエンジン回転速度とアクセル開度からの信号をもとに,ECUがインジェクタ内の電磁弁を制御して行う。
(4) 燃料の最大噴射圧力が10倍以上となり,より細かく霧状に噴射できる。
解く
(1) 燃料噴射を多段階に分割できる反面,騒音が増大する。
不適切
(2) 黒煙を大幅に低減できる。
適切
(3) 噴射量は,主にエンジン回転速度とアクセル開度からの信号をもとに,ECUがインジェクタ内の電磁弁を制御して行う。
適切
(4) 燃料の最大噴射圧力が10倍以上となり,より細かく霧状に噴射できる。
適切
よって答えは(1)
概要
コモンレール式高圧燃料噴射装置は、図のようにガソリン・エンジンと同様にセンサ、ECU及びアクチュエータで構成され、従来から用いられている機械式インジェクション・ポンプと比べ、最大噴射圧力が10倍以上となり、より細かく霧状に噴射することができる。また、噴射系の制御をECUが行うため、ジーゼル・エンジン特有の黒煙を大幅に低減できると共に、排気ガスの浄化作用が大きい。

<特徴>
・高圧燃料をコモンレールに蓄えることで、常に安定した噴射圧力を確保できるためエンジン性能が向上する。
・噴射量及び噴射時期をECUにより精密に制御できる。
・燃料噴射を多段階に分割することができるので、騒音低減及び排出ガスを低減することができる。
・噴射量は、主にエンジン回転速度とアクセル開度からの信号をもとに、ECUがインジェクタ内の電磁弁を制御して行う。
・噴射圧力(コモンレール内の燃料圧力)は、主にエンジン回転速度や噴射量などの信号をもとに ECUがサプライ・ポンプ内の吐出量制御バルプを制御して行う。
・噴射時期は、主にエンジン回転速度や噴射量などの信号をもとに、ECUがインジェクタを制御している。