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ジーゼル・エンジンに関する記述として,不適切なものは次のうちどれか。
(1) 実際にエンジンの動力を発生する行程は,圧縮行程と燃焼行程である。
(2) ジーゼル・エンジンは,圧縮されて高温になった燃焼室内へ燃料を噴射している。
(3) 燃料系の整備作業後(含むガス欠エンスト時)は,配管内のエア抜きを行う必要がある。
(4) 4サイクル・エンジンは,クランクシャフトが2回転する間に1サイクルの作用を完了する。
解く
(1) 実際にエンジンの動力を発生する行程は,圧縮行程と燃焼行程である。
不適切
◎燃焼(膨張)
スパーク・プラグ図のようにスパーク・プラグの点火によって混合気が燃焼し、温度及び圧力の急上昇により膨張した燃焼ガスがピストンを押し下げ、クランクシャフトを回転させる。これで吸入行程から考えるとピストンは3ストローク動き、クランクシャフトは1 1/2回転したことになる。この燃焼(膨張)行程のみが実際に動力を発生する行程である。

(2) ジーゼル・エンジンは,圧縮されて高温になった燃焼室内へ燃料を噴射している。
適切
◎燃焼と圧力変化
ジーゼル・エンジンでは、圧縮されて高温になった空気中へ燃料が噴射されると圧縮熱により着火され、急速に火炎が伝播して最高圧力に達する。その時間は極めて短時間であるが、その間でもクランクシャフトは相当の角度を回転するので、ガソリン・エンジンと同様に燃焼時間を無視することはできない。
(3) 燃料系の整備作業後(含むガス欠エンスト時)は,配管内のエア抜きを行う必要がある。
適切
◎燃料系の作業後(含むガス欠エンスト時)は、配管内のエア抜きを行うこと。(通常のエンジンよりもエアが抜けにくいため。)
(4) 4サイクル・エンジンは,クランクシャフトが2回転する間に1サイクルの作用を完了する。
適切
◎4サイクル・エンジンとは、4ストローク/ 1サイクル・エンジンの略称で、前述したようなピストンの4ストロークの運動、すなわち、クランクシャフトが2 回転する間に1サイクルの作用を完了するものである。

よって答えは(1)