〔NO. 24〕
キャスタ及びトレールに関する記述として、適切なものは次のうちどれか。
(1)ハンドル回転軸の延長線が地面と交わる点から車輪の接地面の中心までの距離をキャスタという。
(2)車両の側面からみてハンドル回転軸の中心とフロント・フォークの中心までの距離をフォーク・オフセットという。
(3)オンロード車はオフロード車と比較して、キャスタ及びトレールともに、やや大きい値を設定する傾向がある。
(4)一般的に、キャスタを小さくするとトレールが大きくなり、走行時の安定性が向上する。
解く
(1)ハンドル回転軸の延長線が地面と交わる点から車輪の接地面の中心までの距離をキャスタという。
不適切
◎キャスタ及びキャスタ・トレール
二輪車のステアリング装置はハンドル回転軸部とハンドルで構成されている。図に示すように車両の鉛直線に対するハンドル回転軸の角度をキャスタ、ハンドル回転軸の延長線が地面と交わる点から車の接地面の中心までの距離をキャスタ・トレール、そしてハンドル回転軸の中心とフロント・フォークの中心までの距離をフォーク・オフセットといい、二輪車の操縦安定性を左右する大きな要素となっている。

(2)車両の側面からみてハンドル回転軸の中心とフロント・フォークの中心までの距離をフォーク・オフセットという。
適切
ハンドル回転軸の中心とフロント・フォークの中心までの距離をフォーク・オフセットといい、二輪車の操縦安定性を左右する大きな要素となっている。

(3)オンロード車はオフロード車と比較して、キャスタ及びトレールともに、やや大きい値を設定する傾向がある。
不適切
(4)一般的に、キャスタを小さくするとトレールが大きくなり、走行時の安定性が向上する。
不適切

一般的には、キャスタを大きくするとキャスタ・トレールが大きくなり走行時の安定性が向上する。また、キャスタ角を変えないでキャスタ・トレールたけを大きくしても安定性が増す傾向があるが、反面ハンドルの操舵に大きな力を必要とするようになる。
フォーク・オフセットはキャスタ及ひキャスタ・トレールが適切な値になるように設定されている。
したがって、これらの値は二輪車の種類や性格によって異なる。オフロード車はオンロード車と比較してキャスタ、キャスタ・トレール共にやや大きい値を、また、大型車の方がやや大きいトレール値を設定する傾向がある。

よって答えは(2)