〔NO. 16〕
湿式多板式クラッチの切れ不良の推定原因として、不適切なものは次のうちどれか。
(1)クラッチ・スプリングの高さの不ぞろい
(2)クラッチ・ケーブルの潤滑不良
(3)クラッチ・レバーの遊びの過大
(4)オイル粘度の高過ぎ
解く
(1)クラッチ・スプリングの高さの不ぞろい
(2)クラッチ・ケーブルの潤滑不良円滑につながらない
(3)クラッチ・レバーの遊びの過大
(4)オイル粘度の高過ぎ
◎湿式多板式クラッチ
①切れ不良
クラッチの切れが悪いと、ギヤ・チェンジをする際に"ガリガリ”とギヤ鳴りが生じて、ギヤの入りが悪くなったりシフト操作が困難になる。
●着目点
クラッチ・レバー又はプッシュ・ロッドの遊びの調整不良か、クラッチ本体の不具合で、クラッチ・ドライブ・プレートとクラッチ・ドリブン・プレートが完全に離れないのかを注意して点検する。なお、冬期エンジン始動直後は、オイル粘度が高いので、クラッチ・スリーブ・ハブがクラッチ・ハウジングと一緒に回転して、クラッチの切れが悪くなる傾向がある。
●テスト方法
スタンドを外して車両にまたがり、ブレーキ・レバーを握ったまま、エンジンをアイドリング状態にしてクラッチ・レバーを握り、変速ギヤを1速(ロー)に入れたとき、回転が下がったり、エンジンが停止すれば切れ不良と判断する。
●推定原因
oクラッチ・レバーの遊ひの過大
oブッシュ・ロッド・クリアランスの過大
oクラッチ・スプリングの高さの不ぞろい
oクラッチ・プレッシャ・プレート又はクラッチ・ドリブン・プレートの振れ大
oクラッチ・ドリブン・プレートとクラッチ・ドライブ・プレートの焼き付き
oオイル粘度の高過ぎ
o低質オイルの厳寒期におけるゲル化
よって答えは(2)