〔NO. 13〕
鉛バッテリに関する記述として、適切なものは次のうちどれか。
(1)充電されたバッテリの自己放電量は、電解液の比重及び温度が高いほど、又は不純物の混入量が多いほど増加する。
(2)バッテリの容量は、電解液の比重・温度・量などに左右されるが、極板の寸法や枚数には左右されない。
(3)バッテリの起電力は、開路(電気回路に電流を流さないとき)の端子電圧をいい、電解液の比重値が1.30、液温20 ℃の場合の起電力は、1セル当たり約2. 70Vである
(4)電解液の凍結温度は、電解液の比重が1.20のときが最も低い。
解く
(1)充電されたバッテリの自己放電量は、電解液の比重及び温度が高いほど、又は不純物の混入量が多いほど増加する。
適切
◎自己放電
充電されたパッテリは、放置状態にあるときでも種々の原因で自然に電気量が失われる。この現象を自己放電といい、自己放電量は電解液の比重及び温度が高いほど、又は不純物の混入量が多いほど増加する
(2)バッテリの容量は、電解液の比重・温度・量などに左右されるが、極板の寸法や枚数には左右されない。
不適切
◎容量を左右する要素
容量は次のものによって左右される
・極板の寸法、形状及び枚数
・電解液の比重、温度及び量
・セパレータの材料、形状及び寸法
・組み立て構造
(3)バッテリの起電力は、開路(電気回路に電流を流さないとき)の端子電圧をいい、電解液の比重値が1.30、液温20 ℃の場合の起電力は、1セル当たり約2. 70Vである
不適切
バッテリの起電力は開路(電気回路に電流を流さないとき)の端子電圧をいい、1セル当たり約2.15Vである。
(4)電解液の凍結温度は、電解液の比重が1.20のときが最も低い。
◎電解液の凍結温度
電解液の凍結温度は比重によって変化する。
図は電解液の凍結温度と比重の関係を示したものである。完全充電された状態に維持しておけば凍結することはまずないが、放電状態にして放置すると、寒冷地などでは凍結してバッテリを破損することがあるので注意する必要がある。

よって答えは(1)