〔NO. 11〕
クランク角センサに用いられるピックアップ・コイル式回転センサに関する記述として、不適切なものは次のうちどれか。
(1)ピックアップ・コイルに発生する交流電圧は、デジタル波形の信号である。
(2)シグナルロータが回転すると、ピックアップ・コイルに交流電圧が発生する。
(3)ピックアップ・コイル式回転センサは、マグネット(永久磁石)、コイル、コア(鉄芯)から構成されている。
(4)ピックアップ・コイルを通る磁カ線の量は、シグナルロータの突起部がマグネットによってつくられる磁界を通過すると変化する。
解く
(1)ピックアップ・コイルに発生する交流電圧は、デジタル波形の信号である。
◎ピックアップ・コイル式
エンジンが回転すると,図に示すシグナルロータも回転しシグナルロータの突起部がマグネットによってつくられる磁界を通過すると,シグナルロータとコアの間隔が変化するため,ピックアップ・コイルを通る磁カ線の量が変化し,ピックアップ・コイルに交流電圧が発生する。この交流電圧を信号としてECUに入力することで,ECUは図のようにこの信号(アナログ波形)を波形整形回路によってデジタル波形に変換している。

(2)シグナルロータが回転すると、ピックアップ・コイルに交流電圧が発生する。
適切
(3)ピックアップ・コイル式回転センサは、マグネット(永久磁石)、コイル、コア(鉄芯)から構成されている。
ピックアップ・コイル式はマグネット(永久磁石),コイル,コア(鉄芯)から構成されている。

適切
(4)ピックアップ・コイルを通る磁カ線の量は、シグナルロータの突起部がマグネットによってつくられる磁界を通過すると変化する。
◎ピックアップ・コイル式
エンジンが回転すると,図に示すシグナルロータも回転しシグナルロータの突起部がマグネットによってつくられる磁界を通過すると,シグナルロータとコアの間隔が変化するため,ピックアップ・コイルを通る磁カ線の量が変化し,ピックアップ・コイルに交流電圧が発生する。この交流電圧を信号としてECUに入力することで,ECUは図のようにこの信号(アナログ波形)を波形整形回路によってデジタル波形に変換している。

適切
よって答えは(1)