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令和7年10月実施2級ジーゼル問題8:コモンレール式高圧燃料噴射装置の制御

〔NO. 8〕

コモンレール式高圧燃料噴射装置の制御に関する記述として、適切なものは次のうちどれか。

 

 

(1)気筒毎噴射量補正制御は、気筒間における燃焼のバラツキに起因する回転変動を回転センサにより検出し、気筒間の噴射量補正を行うことで、回転変動を低減させている。

(2)噴射時期制御は、インジェクション・ポンプで用いられるタイマの機能に代わるもので、基本的にエンジン回転速度と噴射量から最適な噴射時期となるようにサプライ・ポンプを制御している。

(3)噴射量制御は、インジェクション・ポンプで用いられるガバナの機能に代わるもので、基本的にエンジン回転速度とアクセル開度の信号をもとに最適な噴射量となるようにコモンレール内の圧力を制御している。

(4)噴射率制御(分割噴射制御)は、自由な噴射タイミングで燃料を噴射することが可能であり、運転状況に応じてポスト噴射の前後にも分けて噴射することにより、排出ガス改善や燃焼騒音の低減を可能にしている。

 

 

解く

(1)気筒毎噴射量補正制御は、気筒間における燃焼のバラツキに起因する回転変動を回転センサにより検出し、気筒間の噴射量補正を行うことで、回転変動を低減させている。

気筒毎噴射暈補正制御

気筒毎噴射量補正制御は,気筒間における燃焼のバラツキに起因する回転変動を回転センサにより検出し,気筒間の噴射量補正を行うことで,これにより回転変動を低減させている。

適切

 

(2)噴射時期制御は、インジェクション・ポンプで用いられるタイマの機能に代わるもので、基本的にエンジン回転速度と噴射量から最適な噴射時期となるようにサプライ・ポンプを制御している。

噴射時期制御

噴射時期制御は,インジェクション・ポンプで用いられるタイマの機能に代わるもので,基本的にはエンジン回転速度と噴射量から最適な噴射時期になるようにインジェクタを制御する。

 

不適切

 

(3)噴射量制御は、インジェクション・ポンプで用いられるガバナの機能に代わるもので、基本的にエンジン回転速度とアクセル開度の信号をもとに最適な噴射量となるようにコモンレール内の圧力を制御している。

噴射量制御

噴射量制御は,インジェクション・ポンプで用いられるガバナの機能に代わるもので,基本的にエンジン回転速度とアクセル開度の信号をもとに,最適な噴射量となるようにインジェクタを制御するものである。

 

不適切

 

 

(4)噴射率制御(分割噴射制御)は、自由な噴射タイミングで燃料を噴射することが可能であり、運転状況に応じてポスト噴射の前後にも分けて噴射することにより、排出ガス改善や燃焼騒音の低減を可能にしている。

 

噴射率制御(分割噴射制御)

噴射圧力の高圧化及びインジェクタの高応答化により,自由な噴射タイミングで噴射することが可能になったため,1サイクルの間に必要とする燃料を,図のように運転状態に応じてメーン噴射の前後にも分けて噴射することにより,排出ガス改善や燃焼音の低減などを可能としている。

なお,各噴射の概要は以下のとおりである。

 

 

不適切

 

よって答えは(1)