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令和7年10月実施2級ガソリン問題26:外部診断器(スキャン・ツール)

NO. 26

外部診断器(スキャン・ツール)に関する記述として、不適切なものは次のうちどれか。

 

(1)作業サポートは、本来の作動条件でなくてもアクチュエータを強制的に駆動することができ、機能点検などが容易に行える。

 

(2)外部診断器でダイアグノーシス・コードを確認すると、アルファベット、数字及び系統名などが表示されるため、異常箇所の絞り込みが容易になっている。

 

(3)フリーズ・フレーム・データを確認することで、ダイアグノーシス・コードを記憶した原因の究明が容易になる。

 

(4)データ・モニタとは、ECUにおけるセンサからの入力値やアクチュエータへの出力値などを複数表示することができ、それらを比較・確認することで迅速な点検・整備ができる。

 

 

 

解く

(1)作業サポートは、本来の作動条件でなくてもアクチュエータを強制的に駆動することができ、機能点検などが容易に行える。

不適切

アクティブ・テスト

外部診断器(スキャン・ツール)からECUに指令を出して、アクチュエータを任意に駆動及び停止ができる機能で、本来の作動条件でなくてもアクチュエータを強制的に駆動することができるため、アクチュェータの機能点検などが容易に行える。

【手順】

ⅰ)「アクテイブ・テスト」の項目を選択する。

ⅱ)画面に表示される操作方法に従い、駆動させたいアクチュエータ及びその駆動内容を選択し実行

ⅲ)必要に応じて同時に表示させるデータ・モニタを選択し、駆動時のデータ変化を確認する。

 

(2)外部診断器でダイアグノーシス・コードを確認すると、アルファベット、数字及び系統名などが表示されるため、異常箇所の絞り込みが容易になっている。

適切

外部診断器(スキャン・ツール)を用いてダイアグノーシス・コードを確認すると、表示例のようにアルファベット、数字及び系統名などが表示されるため、異常箇所の絞り込みが容易になっている。

(3)フリーズ・フレーム・データを確認することで、ダイアグノーシス・コードを記憶した原因の究明が容易になる。

適切

フリーズ・フレーム・データ

ECUがダイアグノーシス・コードを記憶した時点でのECUが記憶したデータ・モニタ値を表示することができ、ダイアグノーシス・コードを記憶した原因の究明が容易になる。

【手順】

ⅰ)「ダイアグノーシス・コードの点検」の項目を選択する。

ⅱ)画面に表示される操作方法に従い、確認したいフリーズ・フレーム・データが記憶されているダイアグノーシス・コードに該当する表示ボタンを選択し表示させる。

 

(4)データ・モニタとは、ECUにおけるセンサからの入力値やアクチュエータへの出力値などを複数表示することができ、それらを比較・確認することで迅速な点検・整備ができる。

適切

データ・モニタ

ECUにおけるセンサからの入力値やアクチュエータへの出力値などを複数表示することができ、それらを比較・確認することで迅速な点検・整備ができる。

【手順】

ⅰ)「データ・モニタ」の項目を選択する。

ⅱ)画面に表示される操作方法に従い、確認したいデータを表示させる。

ⅲ)必要に応じてグラフ表示などに切り替えてデータを確認する。

 

 

よって答えは1