〔NO. 22〕
サスペンションのスプリング(ばね)に関する記述として、適切なものは次のうちどれか。
(1)エア・スプリングのばね定数は、荷重が大きくなるとレベリング・バルブの作用により小さくなる。
(2)軽荷重のときの金属ばねは、最大積載荷重のときに比べて固有振動数が大きくなる。
(3)エア・スプリングは、金属ばねと比較して、荷重の増減に応じてばね定数が自動的に変化するため、固有振動数は比例して大きくなる。
(4)金属ばねは、最大積載荷重に耐えるように設計されているため、荷重が大きくなるとばねが硬すぎるので乗り心地が悪い。
解く
(1)エア・スプリングのばね定数は、荷重が大きくなるとレベリング・バルブの作用により小さくなる。
不適切

◎レベリング・バルブ
レベリング・バルブは、エア・タンクとエア・スプリング又はエア・サスペンション用エア・タンク間に取り付けられている。
これは荷重が変化しても、常に車高を一定に保つようにエア・スプリング内のエアの圧力を調整するもので、その本体はフレーム側に、レバーの一端はコネクティング・ロッドを介してアクスル側に取り付けられている。また、このロッドはターン・バックル式となっており、長さを変えることによってエア・スプリングの全長が調整できる構造となっている。
(2)軽荷重のときの金属ばねは、最大積載荷重のときに比べて固有振動数が大きくなる。
適切

(3)エア・スプリングは、金属ばねと比較して、荷重の増減(?)に応じてばね定数が自動的に変化するため、固有振動数は(なんに?)比例して大きくなる。
不適切

エア・スプリングでは荷重が小さくなれば、ばねも柔らかくなるため、固有振動数は大きくならず、軽荷重のときでも乗り心地がよい。
荷重の増減?→比例して大きく(どっちきいてんだか・・・・)
(4)金属ばねは、最大積載荷重に耐えるように設計されているため、荷重が大きくなるとばねが硬すぎるので乗り心地が悪い。
不適切
金属ばねの場合、ばね定数が一定であり、スプリングは最大積載荷重に耐えるように設計されているため、車両が軽荷重のときはばねが硬すぎて固有振動数が大きくなり、結果、乗り心地が悪くなってしまう。
よって答えは(2)