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自動車整備士資格試験を解く

令和5年3月実施2級ガソリン問題1:コンロッド・ベアリング

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コンロッド・ベアリングに関する記述として,不適切なものは次のうちどれか。

 

(1) アルミニウム合金メタルのうち,すずの含有率が高いものは,低いものに比べてオイル・クリアランスを大きくしている。

(2) トリメタル(三層メタル)は,銅に20%~30%の鉛を加えた合金(ケルメット・メタル) を鋼製裏金に焼結し,その上に鉛とすずの合金又は鉛とインジウムの合金をめっきしたものである。

(3) クラッシュ・ハイトが小さ過ぎると,ベアリングにたわみが生じて局部的に荷重が掛かるので,ベアリングの早期疲労や破損の原因となる。

(4) コンロッド・ベアリングの張りは,ベアリングを組み付ける際,圧縮されるに連れてベアリングが内側に曲がり込むのを防止するためのものである。

 

解く

 

(1) アルミニウム合金メタルのうち,すずの含有率が高いものは,低いものに比べてオイル・クリアランスを大きくしている。

適切

コンロッド・べアリングの種類

トリメタル(三層メタル)はを鋼に20~30%の鉛を加えた合金(ケルメット・メタル)を鋼製裏金に焼結し、その上に鉛とすずの合金又は鉛とインジウムの合金をめつきしたもので、ケルメット・メタルの機械的強度(耐疲労性、耐衝撃性など)を生かし、その欠点であるなじみ性、埋没性の悪さなどを、鉛とすすの合金又は鉛とインジウムの合金により補ったものである。

アルミニウム合金メタルは、アルミニウムに10~20%のすずを加えた合金で、耐食性及ひ耐疲労性に優れ、許容温度も高く、メタルの幅も他のメタルに比べて20%ぐらい狭くなっている。

なお、すずの含有率の高いものは耐摩耗性に優れているか、熱膨張率が大きいので、オイル・クリアランスを大きくしている。また、アルミニウム合金メタルには、なじみ性及び耐食性をさらに向上させるために、アルミニウムに10%弱の鉛を加えたものもある。

近年では、摩擦抵抗の低減を図るために、クランク・ピンとの当たり面に樹脂コーティングなどを施したコンロッド・べアリングもある

 

(2) トリメタル(三層メタル)は,銅に20%~30%の鉛を加えた合金(ケルメット・メタル) を鋼製裏金に焼結し,その上に鉛とすずの合金又は鉛とインジウムの合金をめっきしたものである。

適切

(3) クラッシュ・ハイトが小さ過ぎると,ベアリングにたわみが生じて局部的に荷重が掛かるので,ベアリングの早期疲労や破損の原因となる。

不適切

クラッシュ・ハイト

クラッシュ・ハイトとは、べアリングの締め代となるもので、クラッシュ・ハイトが大き過ぎると、べアリングにたわみが生じて局部的に荷重が掛かるので、べアリングの早期疲労や破損の原因となる。

逆に、クラッシュ・ハイトが小さ過ぎると、コンロッドのキャップ・ボルトを締め付けても、べアリング・ハウジングとべアリングの裏金との密着が悪くなり、熱伝導が不良となるので、焼き付きなどを起こす原因となる

 

 

(4) コンロッド・ベアリングの張りは,ベアリングを組み付ける際,圧縮されるに連れてベアリングが内側に曲がり込むのを防止するためのものである。        

適切

張り

張りはべアリングを組み付ける際、圧縮されるに連れてべアリングが内側に曲がり込むのを防止するためのもので、べアリング・ハウシングに対して密着を高めるために必要である

 

よって答えは3