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令和7年3月実施2級ジーゼル問題27:エキスパンション・バルブの作動

27.図に示すエキスパンション・バルブの作動に関する記述として、適切なものは次のうちどれか。

(1)A室の圧力は、エバポレータ出口付近の冷媒温度が高いときに小さく、低いときは大きくなる仕組みとなっている。

 

(2)高温・高圧の霧状の冷媒を、細孔から噴射させることにより、急激に膨張させて、低温・低圧の液状冷媒にしている。

 

(3)冷媒量を調節する基本的な仕組みは、ダイヤフラム室とそれに直結されたニードル・バルブの開閉によって行われており、A室には液状冷媒が封入されている。

 

(4)エバポレータ出口で冷媒の気化が完了するような状態を常に保たなければならないため、室内温度(冷房負荷)の変動及びコンプレッサ回転速度の変動に応じて冷媒量を自動的に調節している。

 

 

解く

(1)A室の圧力は、エバポレータ出口付近の冷媒温度が高いときに小さく、低いときは大きくなる仕組みとなっている。

 

(2)高温・高圧の霧状の冷媒を、細孔から噴射させることにより、急激に膨張させて、低温・低圧の液状冷媒にしている。

 

(3)冷媒量を調節する基本的な仕組みは、ダイヤフラム室とそれに直結されたニードル・バルブの開閉によって行われており、A室には液状冷媒が封入されている。

 

(4)エバポレータ出口で冷媒の気化が完了するような状態を常に保たなければならないため、室内温度(冷房負荷)の変動及びコンプレッサ回転速度の変動に応じて冷媒量を自動的に調節している。

 

 

エキスパンション・バルブ及びエバポレータ

エキスパンション・バルブは、図のようなもので、次に示す二つの働きをする。

・レシーバを通ってきた高温・高圧の液状冷媒を、細孔から噴射させることにより、急激に膨張させて、低温・低圧の霧状の冷媒にする。

エバポレータ内における冷媒の気化状態に応じて噴射する冷媒の量を調節する。

エバポレータは、霧状の冷媒が内部で気化することにより、通過する空気から熱を奪う働きをするため、エバポレータの能力を十分に発揮するには、霧状の冷媒が周囲の熱を奪って、常にエバポレータ出口で気化が完了するような状態に保たなければならない。そのため、室内温度(冷房負荷)の変動及びコンプレッサ回転速度の変動に応じて冷媒量を自動的に調節している。

冷媒量を調節する基本的な仕組みは、図のようにダイヤフラム室とそれに直結されたニードル・バルブの開閉によって行われており、図で示すダイヤフラム室のA室にはガス状冷媒が封入されて

 

いる。このA室の圧力は、エバポレータ出口付近の冷媒温度が高いときは大きく、冷媒温度が低いときは小さくなる仕組みになっている。(感温棒によりA室のガス状冷媒に温度が伝わってガス圧が変化する。)

一方、B室には、エバポレータ出口付近の圧力が加わっている。

冷媒が一定量流れているときは、ダイヤフラムA、B室の圧力とスプリングの力によってニードル・バルプを一定の開度に保っているが、冷房負荷(室内温度など)が変動すると、A室の圧力が変わり、ニードル・バルブを左右に移動させてエバポレータへの冷媒の供給を制御している。

 

よって答えは4