自動車整備士試験勉強 始めました~(^^♪

自動車整備士資格試験を解く

令和7年3月実施2級ジーゼル問題26:安全装置

26.安全装置に関する記述として、適切なものは次のうちどれか。

 

(1)運転席用のSRSエアバッグのインフレータは、電気点火装置(スクイブ)、着火剤、ガス発生剤、フィルタなどを金属の容器に収納している。

 

(2)SRSエアバッグ関係のワイヤ・ハーネスは、他のワイヤ・ハーネスと区別するためにコネクタも含め色を赤色にしている。

 

(3)シート・ベルトのELR機能は、シート・ベルトのたるみを瞬時で取り、前席の乗員をシート・バックに固定してシート・ベルトの効果を一層高めるものである。

 

(4)エアバッグアセンブリは、衝突時の衝撃を検出する「Gセンサ」及び「判断/セーフィング・センサ」を内蔵している。

 

 

解く

 

(1)運転席用のSRSエアバッグのインフレータは、電気点火装置(スクイブ)、着火剤、ガス発生剤、フィルタなどを金属の容器に収納している。

 

インフレータは、図のように電気点火装置(スクイブ)、着火剤、ガス発生剤、フィルタなどを金属の容器に収納している。前面衝突時の衝撃が規定値を超えると、ECUにより電気点火装置を作動させて着火剤に点火する。着火剤が燃焼する熱でガス発生剤を燃焼させることによりガスを発生させ、フィルタを通してエアバッグに送り込み展開させる。助手席用は、大容量のエアバッグに効率よくガスを送り込むために円筒形状にしている。

(2)SRSエアバッグ関係のワイヤ・ハーネスは、他のワイヤ・ハーネスと区別するためにコネクタも含め色を赤色にしている。

 

ワイヤ・ハーネス

SRSエアバッグ関係のワイヤ・ハーネスは、他のワイヤ・ハーネスと区別するためにコネクタも含め色を黄色にしている。また、接続箇所を極力少なくすると共に接続コネクタのロックを二重にし、更に端子部を耐食性に優れた金メッキを施すなどして、接続信頼性の向上を図っている。

なお、エアバッグアセンブリやケーブル・リールなどのコネクタは、整備などでコネクタを取り外した場合、コネクタ内で全ての端子が短絡され、静電気などでSRSエアバッグが誤作動しないようになっている。

 

 

(3)シート・ベルトのELR機能は、シート・ベルトのたるみを瞬時で取り、前席の乗員をシート・バックに固定してシート・ベルトの効果を一層高めるものである。

 

(a)ELR機能

ELR(Emergency Locking Retractorエマージェンシロッキングリトラクタ)機能は、衝突時や急制動時にシート・ベルトをロックさせ、乗員がステアリング・ホイールやウインドシールド・ガラスなどに頭部や胸部がぶつかったり、車外へ放出されないようにするものである。

 

(b)プリテンショナ機能

プリテンショナ機能は、SRSエアバッグと連動して作動するようになっており、前面衝突時にシート・ベルトのたるみを瞬時に取り、前席の乗員をシート・バックに固定してシート・ベルトの効果を一層高めるものである。

 

 

(4)エアバッグアセンブリは、衝突時の衝撃を検出する「Gセンサ」及び「判断/セーフィング・センサ」を内蔵している。

 

エアバッグアセンブリ

図(1)に示す運転席エアバッグアセンブリは、エアバッグ及びインフレータなどで構成されており、これらは全てステアリング・ホイールの中央部に取り付けられている。また、図(2)に示す助手席用工アバッグ・アセンブリは、運転席用エアバッグアセンブリと同様にエアバッグ及びインフレータなどで構成されており、助手席側のインストルメント・パネル部に取り付けられている。

ECU

ECUは、衝突時の衝撃を検出するGセンサと判断/セーフィング・センサを内蔵しており、図のように、後述するインパクト・センサで検出した衝撃をもとに衝突の判定を行う衝突判定回路、エアバッグを展開させるためのインフレータを作動させる出力制御回路、そのほかに、バッテリの電圧低下や衝突時の電源故障に備える電源供給回路、故障を監視している故障診断回路などで構成されている。

よって答えは1