自動車整備士試験勉強 始めました~(^^♪

自動車整備士資格試験を解く

令和7年3月実施2級ジーゼル問題21:タイヤ

21.タイヤに関する記述として、適切なものは次のうちどれか。

 

(1)タイヤに荷重が加わって発生する「たわみ」には、縦たわみ、前後たわみ、横たわみの3種類がある。

 

(2)パターン・ノイズは、タイヤのトレッド部が路面に対してスリップし局部的に振動を起こすことにより発生する。

 

(3)タイヤの内部温度が異常に上昇すると、セパレーション(剥がれ)やバーストを起こす原因となる。

 

(4)タイヤの転がり抵抗のうち、最も小さいものは、タイヤが回転するときに起きるタイヤの変形による抵抗である。

 

 

解く

 

(1)タイヤに荷重が加わって発生する「たわみ」には、縦たわみ、前後たわみ、横たわみの3種類がある。

 

タイヤのたわみ

タイヤに荷重を加えていくと、タイヤは「たわみ」を生じる。この「たわみ」には、図のように縦たわみ、幅たわみ及び横たわみの3種類があり、タイヤの働きに欠かせない要素である。

(2)パターン・ノイズは、タイヤのトレッド部が路面に対してスリップし局部的に振動を起こすことにより発生する。

 

タイヤの走行音の種類

走行音の種類

発生原因と音の様子

パターン・ノイズ

タイヤの溝の中の空気が、路面とタイヤの間で圧縮され、排出されるときに

出る音で、溝が1秒間に通過する数と同じ周波数の音からなる。

スキール音

急発進、急制動、急旋回などのときに発する”キー"という鋭い音で、タイヤ

トレッド部が路面に対してスリップして局部的に振動を起こすことによっ

て発生する。

ロード・ノイズ

荒れた路面などをタイヤが通過するときの振動による音で、路面に特殊な加

工がしてあるときには、パターン・ノイズのような音になる。

 

 

(3)タイヤの内部温度が異常に上昇すると、セパレーション(剥がれ)やバーストを起こす原因となる。

 

タイヤの発熱

タイヤは、走行中に路面との接触により変形と復元が周期的に繰り返され、この屈伸作用によりエネルギの一部が変換されて熱となる。

また、タイヤの材料は、熱の良導体でないため、発生した熱はタイヤの内部に蓄積され、タイヤの温度が上昇する。タイヤの内部温度が異常に上昇すると、ゴムやコードの強度及びタイヤ構成部品の接着力の低下を招き、セパレーション(剥がれ)やバーストを起こす原因となる。

この発熱は、図のようにタイヤのエア圧、荷重、速度及びタイヤの溝深さなどにより異なる。

(4)タイヤの転がり抵抗のうち、最も小さいものは、タイヤが回転するときに起きるタイヤの変形による抵抗である。

 

タイヤの転がり抵抗

タイヤの転がり抵抗は、分類すると次のとおりである。

(イ)タイヤの変形による抵抗

タイヤは、回転するごとに路面により圧縮され、再び原形に戻ることを繰り返す。タイヤを構成するゴムやコードが完全な弾性体であれば、圧縮に要したエネルギは原形に戻るときに完全に放出されるが、実際は弾力として放出されるエネルギは一部分である。これがタイヤの変形による抵抗の原因であり、この抵抗は、一般にタイヤの転がり抵抗の中で最も大きく、路面の状況、速度及びタイヤの種類、構造、エア圧などの影響を受ける。

(ロ)タイヤと路面との摩擦による抵抗

タイヤは、路面との接触部で滑りを生じるため、摩擦による抵抗が発生する。この抵抗は、タイヤの転がり抵抗のうち、一般に5~10%程度であるが、路面の状況やタイヤの構造、トレッド・パターンなどの影響を受ける。

(ハ)タイヤの半径に伴う空気抵抗

タイヤは、回転するごとに空気の抵抗を受ける。この抵抗は、一般にタイヤの転がり抵抗の中で最も小さい。

 

よって答えは3