自動車整備士試験勉強 始めました~(^^♪

自動車整備士資格試験を解く

令和7年3月実施2級ガソリン問題20:ブレーキ

20.ブレーキに関する記述として、不適切なものは次のうちどれか。

 

(1)ブレーキは、自動車の運動エネルギを熱エネルギに変えて制動する装置である。

 

(2)停止距離とは、運転者がアクセル・ペダルから足を離したときから車両が停止するまでに車両が進んだ距離をいい、空走距離と制動距離を合わせたものをいう。

 

(3)ブレーキ液の沸点は、ブレーキ液に含まれる水分の量に大きく左右され、水分が多いほど上昇する。

 

(4)フェードとは、降坂時の連続的制動などの際に、ブレーキ・ライニングが過熱して、材質が一時的に変化し、摩擦係数が下がり、ブレーキの効きが悪くなる現象をいう。

 

解く

 

(1)ブレーキは、自動車の運動エネルギを熱エネルギに変えて制動する装置である。

 

エンジンが、駆動力を得るために熱エネルギを運動エネルギに変える装置であるのに対し、ブレーキは、自動車の運動ネルギを熱エネルギに変える装置である。

 

(2)停止距離とは、運転者がアクセル・ペダルから足を離したときから車両が停止するまでに車両が進んだ距離をいい、空走距離と制動距離を合わせたものをいう。

 

危険を察知してから制動動作を開始するまでを反応時間といい、制動動作を開始してから実際にブレーキが作用するまでを空走時間、車両が進む距離を空走距離という。また、運転者がブレーキを踏んでから停止するまでに車両が進む距離を制動距離といい、前述した空走距離とこの制動距離を合わせたものを停止距離という。

(3)ブレーキ液の沸点は、ブレーキ液に含まれる水分の量に大きく左右され、水分が多いほど上昇する。

 

ブレーキ液の沸点は、ブレーキ液に含まれる水分の量に大きく左右され、水分が多いほど低下する。ブレーキ液は、月日が経つに連れて、含まれる水分量が多くなるため、ブレーキ液の性質を考慮すると、指定されている期間ごとに交換することが必要である。

 

 

(4)フェードとは、降坂時の連続的制動などの際に、ブレーキ・ライニングが過熱して、材質が一時的に変化し、摩擦係数が下がり、ブレーキの効きが悪くなる現象をいう。

 

フェード現象

プレーキを頻繁に用いると、ブレーキ・パッド又はブレーキ・ライニングが過熱して、材質が一時的に変化し、摩擦係数が下がるため、次第にブレーキの効きが悪くなる。また、ドラム・ブレーキの場合、過熱するとブレーキ・ドラムが僅かながら膨張して、ブレーキ・シューの当たりが悪くなることも効きが悪くなる原因の一つである。

このように、短時間内に繰り返し行う制動や、降坂時の連続的制動などの際に、過熱によりブレーキの効きが悪くなる現象をフェードという。

フェードを防ぐために、なるべく放熱効果がよくなるようにブレーキ・ディスクを中空にする、ブレーキ・ドラムの外側にフィンを設ける、ホイールのデザイン面に穴を開けて、通風をよくするなどの工夫が施してある。なお、ディスク・ブレーキは、ドラム・ブレーキに比べて放熱効果がよいのでフェードしにくい。

 

 

よって答えは3