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令和7年3月実施2級ガソリン問題16:前進4段のロックアップ機構付き電子制御式ATの構成部品

16.前進4段のロックアップ機構付き電子制御式ATの構成部品に関する記述として、適切なものは次のうちどれか。

 

(1)ローラ式のワンウェイ・クラッチは、インナ・レースとアウタ・レースとの間に設けたスプラグの働きによって、一定の回転方向にだけ動力が伝えられる。

 

(2)ハイ・クラッチは、2種類のプレート(ドライブ・プレートとドリブン・プレート)が数枚交互に組み付けられており、ピストンに油圧が作用すると両プレートが密着するようになっている。

 

(3)バンド・ブレーキ機構は、ブレーキ・バンド、ディッシュ・プレートなどで構成されている。

 

(4)バンド・ブレーキ機構は、リバース・クラッチ・ドラムを介してフロント・インターナル・ギヤを固定する。

 

解く

 

(1)ローラ式のワンウェイ・クラッチは、インナ・レースとアウタ・レースとの間に設けたスプラグの働きによって、一定の回転方向にだけ動力が伝えられる。

 

ワンウェイ・クラッチ

ワンウェイ・クラッチは、図のようにインナ・レースとアウタ・レースとの間に設けたスプラグやローラの働きによって、一定の回転方向にだけ動力が伝えられるようになっている。ワンウェイ・クラッチには、図(1)のようなスプラグ式と、図(2)のようなローラ式がある。

(2)ハイ・クラッチは、2種類のプレート(ドライブ・プレートとドリブン・プレート)が数枚交互に組み付けられており、ピストンに油圧が作用すると両プレートが密着するようになっている。

 

クラッチ及びロー・リバース・ブレーキ

リバース・クラッチ、ハイ・クラッチフォワード・クラッチ、オーバラン・クラッチ及びロー・リバース・ブレーキは、図のように、2種類のプレート(ドライブ・プレートとドリブン・プレート)が数枚交互に組み付けられており、ピストンに油圧が作用すると両プレートが密着するようになっている。

(3)バンド・ブレーキ機構は、ブレーキ・バンド、ディッシュ・プレートなどで構成されている。

 

 

バンド・ブレーキ機構

バンド・ブレーキ機構は、リバース・クラッチ・ドラムを介してフロント・サン・ギヤを固定するもので、図のように、ブレーキ・バンド、サーボ・ピストンなどで構成されている。

B室(2速時)又はC室(4速時)に油圧が掛かると、サーボ・ピストンa又はbによりピストン・ステムが押されて、ブレーキ・バンドでリバース・クラッチ・ドラムを締め付けるようになっている。

また、A、B室共(3速時)に油圧が掛かると、サーボ・ピストンaの上部の受圧面積がサーボ・ピストンaの下部の面積より大きいため、サーボ・ピストンは戻され、ブレーキ・バンドが解放するようになっている。

(4)バンド・ブレーキ機構は、リバース・クラッチ・ドラムを介してフロント・インターナル・ギヤを固定する。

よって答えは2