10.点火制御装置に関する記述として、適切なものは次のうちどれか。
(1)ノック補正は、ノック・センサがノッキングを検出すると進角させ、ノッキングがなくなると遅角させる。
(2)通電時間制御は、エンジン回転速度が高くなるに連れて、トランジスタがONする時期(一次電流が流れ始めるとき)を早めている。
(3)エンジン始動後のアイドリング時の基本進角は、インテーク・マニホールド圧力信号又は吸入空気量信号により、あらかじめ設定された点火時期に制御されている。
(4)アイドル安定化補正は、アイドル回転速度が低くなると点火時期を遅角し、高い場合は進角してアイドル回転速度の安定化を図っている。
解く
(1)ノック補正は、ノック・センサがノッキングを検出すると進角させ、ノッキングがなくなると遅角させる。
ノック補正
ノック・センサがノッキングを検出すると遅角し、ノッキングがなくなれば進角させる。きめ細かい制御を繰り返して、出力を向上し、燃費の低減をさせる。
(2)通電時間制御は、エンジン回転速度が高くなるに連れて、トランジスタがONする時期(一次電流が流れ始めるとき)を早めている。
エンジンの回転速度が高くなると、一次電流を流して遮断するまでの通電時間が少なく、電流が増加する途中で遮断されるので、一次電流か減少して二次誘起電圧が低下する。
この低下を防ぐには、イグニション・コイルの性能向上はもちろんであるが、一次電流を定常電流に近付ける必要があり、ECUに通電時間制御機能をもたせて、一次電流の通電時期を早くし、通電時間を長くすることで対応している
(3)エンジン始動後のアイドリング時の基本進角は、インテーク・マニホールド圧力信号又は吸入空気量信号により、あらかじめ設定された点火時期に制御されている。
基本進角
エンジン始動後のアイドリング時の基本進角は、クランク角度信号(回転信号)により、あらかじめ設定された点火時期に制御されている。
通常走行時の基本進角は、エンジン回転速度信号及びインテーク・マ二ホールド圧力信号又は吸入空気量信号により、あらかじめ設定された点火時期に制仰されている
(4)アイドル安定化補正は、アイドル回転速度が低くなると点火時期を遅角し、高い場合は進角してアイドル回転速度の安定化を図っている。
アイドル安定化補正
アイドル回転速度か低くなると点火時期を進角し、高い場合は遅角してアイドル回転速度の安定化を図る。
よって答えは(2)