6.図1に示す駆動電圧特性をもつ図2のフューエル・ポンプ用DCブラシ・モータ・スイツチング・リレーの回路の点検に関する記述として、不適切なものは次のうちどれか。

(1)駆動条件時のⅤ1が0Vの場合、電源線(抵抗(R)を含む)の断線が考えられるが、モータ・スイッチング・リレーのコイルの断線は考えられない。
(2)駆動条件時のV2が約12Vの場合、抵抗(R)の両端間の短絡、抵抗(R)の地絡が考えられる。
(3)駆動条件時のV2が約11Vの場合、駆動信号線の断線は考えられない。
(4)駆動条件時のV1が12V、V2が0Vの場合、エンジンECUの異常は考えられるが、モータ・スイッチング・リレーのコイルの断線は考えられない。
解く

(1)駆動条件時のⅤ1が0Vの場合、電源線(抵抗(R)を含む)の断線が考えられるが、モータ・スイッチング・リレーのコイルの断線は考えられない。
電源線(抵抗(R)を含む)の断線:考えられる

モータ・スイッチング・リレーのコイルの断線:考えられない

よって(1)は適切
(2)駆動条件時のV2が約12Vの場合、抵抗(R)の両端間の短絡、抵抗(R)の地絡が考えられる。
抵抗(R)の両端間の短絡:考えられる

抵抗(R)の地絡:考えられる 考えられない

よって(2)は不適切
(3)駆動条件時のV2が約11Vの場合、駆動信号線の断線は考えられない。

よって(3)は適切
(4)駆動条件時のV1が12V、V2が0Vの場合、エンジンECUの異常は考えられるが、モータ・スイッチング・リレーのコイルの断線は考えられない。
エンジンECUの異常:考えられる

モータ・スイッチング・リレーのコイルの断線:考えられない

よって(4)は適切
よって答えは(2)