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「道路運送車両の保安基準」及び「道路運送車両の保安基準の細目を定める告示」に照らし、最高速度100km/hである四輪小型自動車の制動灯に関する次の文章の( )に当てはまる
ものとして、適切なものはどれか。
尾灯又は後部上側端灯と兼用の制動灯は、同時に点灯したときの光度が尾灯のみ又は後部上側端灯のみを点灯したときの光度の( )以上となる構造であること。
(1)2倍
(2)5倍
(3)10倍
(4)15倍
解く
よって答えは(2)
(制動灯) 第212条 制動灯の灯光の色、明るさ等に関し、保安基準第39条第2項の告示で定める基準 は、次に掲げる基準とする。この場合において、制動灯の照明部の取扱いは、別添94「灯 火等の照明部、個数、取付位置等の測定方法(第2章第2節及び同章第3節関係)」による ものとする。
一 制動灯は、昼間にその後方100mの距離から点灯を確認できるものであり、かつ、その照射光線は、他の交通を妨げないものであること。この場合において、その光源が 15W以上で照明部の大きさが20cm2以上(平成18年1月1日以降に製作された自動車に備える制動灯にあっては、光源が15W以上60W以下で照明部の大きさが20cm2以上)であり、 かつ、その機能が正常な制動灯は、この基準に適合するものとする。
二 尾灯又は後部上側端灯と兼用の制動灯は、同時に点灯したときの光度が尾灯のみ又 は後部上側端灯のみを点灯したときの光度の5倍以上となる構造であること。
三 制動灯の灯光の色は、赤色であること。
四 制動灯の照明部は、制動灯の中心を通り自動車の進行方向に直交する水平線を含む、 水平面より上方15°の平面及び下方15°の平面並びに制動灯の中心を含む、自動車の 進行方向に平行な鉛直面より制動灯の内側方向45°(二輪自動車、側車付二輪自動車 並びにカタピラ及びそりを有する軽自動車に備えるものにあっては、内側方向10°) の平面及び制動灯の外側方向45°の平面により囲まれる範囲において全ての位置から 見通すことができるものであること。 ただし、二輪自動車及び側車付二輪自動車の後面の中心に備えるものにあっては、 制動灯の中心を通り自動車の進行方向に直交する水平面を含む、水平面より上方15° の平面及び下方15°の平面並びに制動灯の中心を含む、自動車の進行方向に平行な鉛 直面から左右にそれぞれ45°の平面により囲まれる範囲において全ての位置から見通 すことができるものとする。
五 制動灯は、灯器が損傷し、又はレンズ面が著しく汚損しているものでないこと。