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令和6年10月実施2級ジーゼル問題24:エア・油圧式の制動倍カ装置

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図に示すエア・油圧式の制動倍カ装置に関する記述として、不適切なものは次のうちどれか。

(1)Aはパワー・ピストン部で、エア・タンクからのエアによりパワー・ピストンは右側へ移動し、プッシュ・ロッドを介してDに作用する。

(2)Bはリレー・バルブ部で、ブレーキ・バルブから送られたエアの圧力に応じて、エア・タンクからのエアをパワー・シリンダに送り込む作用をする。

(3)Cはピストン・ストローク検出部で、パワー・ピストンのストロークが大きくなると、スイッチがONからOFFとなり運転者に危険を知らせる。

(4)Dはハイドロリック・ピストン部で、ハイドロリック・ピストンが右側に移動すると、ハイドロリック・シリンダのブレーキ液を加圧する。

 

解く

(1)Aはパワー・ピストン部で、エア・タンクからのエアによりパワー・ピストンは右側へ移動し、プッシュ・ロッドを介してDに作用する。

適切

 

(2)Bはリレー・バルブ部で、ブレーキ・バルブから送られたエアの圧力に応じて、エア・タンクからのエアをパワー・シリンダに送り込む作用をする。

適切

(3)Cはピストン・ストローク検出部で、パワー・ピストンのストロークが大きくなると、スイッチがONからOFFとなり運転者に危険を知らせる。

不適切

(d)ピストン・ストローク検出部の作動

パワー・ピストンのストロークが正常な場合には、ピストン・ストローク検出部のブッシュ・ロッドは動かないため、

図のようにスイッチはプッシュ・ロッドの切り欠き部に入り込み、スイツチはOFFとなっている。

ブレーキの液圧系統に液漏れが生じた場合など、パワー・ピストンのストロークが大きくなると、パワー・ピストンがプッシュ・ロッドを押し、切り欠き部が

右側に移動することでスイッチがONとなり、コンビネーション・メータ内のブレーキ・ウォーニング・ランプや、ブザーなどによって運転者に危険を知らせる。

 

 

(4)Dはハイドロリック・ピストン部で、ハイドロリック・ピストンが右側に移動すると、ハイドロリック・シリンダのブレーキ液を加圧する。

適切

よって答えは3