自動車整備士試験勉強 始めました~(^^♪

自動車整備士資格試験を解く

平成16年3月実施1級小型問題40:ビート音

40

変速ギヤが4速,エンジン回転速度3000min-1で走行中,エアコンをONするとビート音が聞こえるという指摘があり,測定器を使用して測定すると5Hzのビート音が発生していた。エアコンと共振しているものとして適切なものは次のうちどれか。なお,このときの車両の情報は以下の通りである。

(1)プロペラ・シャフトのユニバーサル・ジョイントの位相ずれで発生する振動によるもの

(2)タイヤの4次成分の固有振動によるもの

(3)冷却ファンのアンバランスによる回転1次成分によるもの

(4)フライホイールのアンバランスによる回転1次成分によるもの

 

解く

プーリー比とは

駆動側のプーリー径で、従動側(被駆動)のプーリー径を除した値。プーリー比が2の場合は従動側の回転数は2分の1になるが、トルクは2倍になる。1より大きい場合は減速し、1より小さい場合は増速を意味する。プーリー比を大きくしようとして、片方のプーリー径を小さくすると、ベルトの耐久性の低下や滑りが生じることがある。プーリー比はゴムベルトを用いたスクーターなどの自動変速機、金属ベルトを用いた4輪車のCVTで重要な意味をもつ。

1.9=被駆動/駆動

被駆動=1.9×駆動

 

 

エアコン

3000÷6050

50×1.995Hz

プロペラ・シャフトのユニバーサル・ジョイントの位相ずれ

50×2100Hz

タイヤの4次成分の固有振動

100÷520

20×480Hz

冷却ファンのアンバランスによる回転1次成分

50×2.2110Hz

フライホイールのアンバランスによる回転1次成分

50Hz

 

よって答えは1