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平成16年3月実施1級小型問題38:ABSの故障診断で,車輪速センサ信号の断線,短絡を検知していた

38

ABSの故障診断で,車輪速センサ信号の断線,短絡を検知していたため,テスタで図に示す断線点検を行い下表に示す結果を得た。推定原因として適切なものは次のうちどれか。

(1)V1~V2間の断線

(2)車輪速センサの断線

(3)V3~V4間の断線

(4)ECU側の不良

 

解く

 

(1)V1~V2間の断線

(2)車輪速センサの断線

(3)V3~V4間の断線

(4)ECU側の不良

 

よって答えは4

 

4)故障診断

(1)ダイアグノーシス・コード表示:11,13,15,17

車輪速センサ信号の断線,短絡を検知している。

ABS警告灯が消灯せず,上記のダイアグノーシス・コードを表示していることを確認する。解説はダイアグノーシス・コード13を例にしているが,他も同様である。点検はイグニション・スイッチをONにして行う。

(イ)断線点検

図に示す電圧を測定して行う。

V1に電圧がない場合は,ECUの不良。

V1に電圧があり,V2 に電圧がない場合は,V1V2間の断線。

V2 に電圧があるとき, V3の配線側端子を外してV3に電圧がない場合は,センサ内部の断線。

V3に電圧があるとき,V4 の配線側端子を外してその端子に電圧がない場合は, V3V4 間の断線。

V4 に電圧がある場合は,ECUの不良。