23
ABSに関する記述として,不適切なものは次のうちどれか。
(2)発電機形態の車輪速センサの電圧特性点検は,交流電圧計で行う。 |
(3)ソレノイド・バルブの異常検知は,駆動停止時に閾値をダウン・エッジする信号電圧を検出したときに異常検知を行う。また,駆動時に閾値をアップ・エッジする信号電圧を検出したときに異常検知を行う。 |
(4)前輪は,左右同一のブレーキ液圧で制御されている。 |
解く
(3)ソレノイド・バルブの異常検知は,ソレノイド・バルブの異常検知は,駆動停止時に閾値をダウン・エッジする信号電圧を検出したときに異常検知を行う。また,駆動時に閾値をアップ・エッジする信号電圧を検出したときに異常検知を行う。 適切 |
(4)前輪は,左右同一のブレーキ液圧で制御されている。 |
不適切
後輪
② 前・後輪 8 系統のモジュレータ・バルブ(マイナス駆動回路)
図に示す駆動回路(前・後輪8系統)でのマイコンが異常検知する仕組みは,マイコンの閾値と駆動回路の信号電圧の比較が行われ,マイコンは,図に示すマイコンの閾値と信号電圧に論理の不一致があるときに異常検知を行う。ここでは,前・後輪8系統の異常検知の仕組みは,基本的に同じであるため,図(1)の前輪駆動回路構成「FLIN」を例に説明する。
図(1)に示すモジュレータ・バルブ「FLIN」の駆動停止時に閾値をダウン・エッジする信号電圧を検出したときに異常検知を行う。また,図(2)に示す「FLIN」の駆動時に閾値をアップ・エッジする信号電圧を検出したときに異常検知を行う。
・モジュレータ・バルブでの油圧制御結果が車輪速との関係で不可と判断された場合は,フェイルセーフに入る。
よって答えは(4)