自動車整備士試験勉強 始めました~(^^♪

自動車整備士資格試験を解く

平成16年実施検定1級小型問題41:自動車整備工場における作業上の注意事項

41

自動車整備工場における作業上の注意事項として,適切なものは次のうちどれか。

 

(1)グラインダを使用するときは,使用する前に空転試験により異音,異常回転がないことを正面から確認して使用すること。

(2)自動車の搬入作業をするときは,誘導する人は,運転する人がルームミラーで確認できるように自動車の後ろに立ち誘導すること。

(3)4柱リフトを使用するときは,タイヤの後に必ず輪止めをすること。

(4)配電盤のスイッチの開閉は,右手で行い,ぬれた手では行わないこと。

 

解く

(1)グラインダを使用するときは,使用する前に空転試験により異音,異常回転がないことを正面から確認して使用すること。

不適切

その日の作業を開始する前には,.1分間以上の空転試験を行い,安全な位置で異音,異常振動のないことを確認する。(空転試験を行うときは,必ず体を正面位置から避けて行う。)

 

(2)自動車の搬入作業をするときは,誘導する人は,運転する人がルームミラーで確認できるように自動車の後ろに立ち誘導すること。

不適切

共同作業時の注意事項

複数の人で共同作業をする場合は,正しい合図の励行が,安全確保の条件である。

①共同作業に掛かる前に合図の方法,作業内容,作業分担範囲を全員に徹底させる。

②合図を受けたら確認をし,相手に分かるように返事をする。

③共同作業中は,チーム・プレーに徹し指示された以外のことを勝手に行わない。

(具体例)

・車両の搬入

運転する人し誘導する人との確実な合図の実施。

誘導する人は,車の侵入経路には立たない。また,挟まれるような場所を避ける。

・エンジン説着作業

チェーン・ブロック等でエンジンをつり上げ(下げ)する人と,エンジンの取り付けをする人との,確実な合図の実施。

・エンジン・ルーム内作業

エンジン始動時,イグニション・スイッチを操作する人と,エンジン・ルームで作業する人との確実な合図の実施。

・ブレーキのエア抜き作業

ペダルを踏む人と,ブレーキ・エア・ブリーダ・バルブを操作する人との確実な合図の実施。

 

(3)4柱リフトを使用するときは,タイヤの後に必ず輪止めをすること。

不適切

オート・リフト(2柱式)

①規程以上の荷重を掛けない。

②各車種で決められた位置に,受け台をバランスよく確実にセットする

③タイヤが10cm程度浮上したところで,フロント・ボンネットを両手で軽く押して,車が安定しているか確認し,受け台が確実にセットされていることを確認する。

④周囲を確認の上,昇降レバーを操作する。作動中は車の下には入らない。

⑤4柱リフトは,タイヤの前後に必ず輪止めをする。

⑥定められた保守管理を欠かさない。

 

(4)配電盤のスイッチの開閉は,右手で行い,ぬれた手では行わないこと。

適切

電気機器の取り扱い

電気機器の取り扱いの誤りや,設備の不備等が原因で電気災害は発生する。災害発生を未然に防ぐために,次の点

に注意が必要である。

①スイッチの開閉は,右手(心臓から遠い手)で行い,ぬれた手で操作しない。また,そのとぎ左手は,ほか

のもの(特に金属類)に触れないようにする。

②メイン・スイッチは,安全であることを確認して開閉する。

③作業終了時及び停電時は,スイッチを切っておく。

④スイッチ操作後,スイッチ・ボックスは,必ず閉めておく。また,スイッチ・ボックスの中や近くに物を置かない。

⑤電気機器のコード,コンセントの絶縁状態をよく確認する。

 

よって答えは4