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自動車整備士資格試験を解く

平成16年実施検定1級小型問題29:振動・騒音に関する記述

29

振動・騒音に関する記述として,不適切なものは次のうちどれか。

 

(1)自動車の振動は剛体振動と弾性振動とから成り立っており,剛体振動の例としては,自動車のばね上振動が該当し,弾性振動の例としては,エキゾースト・パイプの曲げ振動が該当する。

(2)振動・騒音分析器で,自動車の振動を定量的に把握する場合は,振動計モードにして測定を行う。自動車整備の場合には,振動速度の測定を行うことが多い。

(3)95dB(デシベル)の警音器を2つ取付け,同時に作動させた時の音圧は,98dBになる。

(4)マイクロホンで,ある騒音を測定する場合,測定対象の音を止めたときと,止めないときの差が10dB以上あれば,暗騒音(ある騒音を測定するとき,その騒音以外の周りの音)の影響はほとんど無視してよい。

 

解く

(1)自動車の振動は剛体振動と弾性振動とから成り立っており,剛体振動の例としては,自動車のばね上振動が該当し,弾性振動の例としては,エキゾースト・パイプの曲げ振動が該当する。

適切

 

(2)振動・騒音分析器で,自動車の振動を定量的に把握する場合は,振動計モードにして測定を行う。自動車整備の場合には,振動速度の測定を行うことが多い。

不適切

振動量の測定(振動計モード)

自動車の振動現象は,ばね上振動のような数Hzの低周波のものから歯車のように数kHzの高周波まで広範囲に含まれているが,その部位の全体域(測定器で設定される振動周波数帯域)の振動を定量的に把握する場合には,振動計モードにして測定を行う。一般的な測定例としては,整備前の振動量と整備後の振動量の測定を行い,その結果を比較して,その効果を確認したいときなどに用いる。この場合,振動センサは,測定部位に極力近い位置にセットする。振動量測定の種類には,加速度,速度,変位があり,それらの測定は,それぞれ,表のような目的及び特徴がある。自動車整備の場合には,加速度の測定を用いることが多い。

(3)95dB(デシベル)の警音器を2つ取付け,同時に作動させた時の音圧は,98dBになる。

適切

(4)マイクロホンで,ある騒音を測定する場合,測定対象の音を止めたときと,止めないときの差が10dB以上あれば,暗騒音(ある騒音を測定するとき,その騒音以外の周りの音)の影響はほとんど無視してよい。

適切

 

よって答えは2