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平成16年実施検定1級小型問題22改:ABSの車輪速センサ診断において,異常を検出する場合の記述

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ABSの車輪速センサ診断において,異常を検出する場合の記述として,不適切なものは次のうちどれか。

 

(1)リヤの最速車輪が10km/h以上の場合,他の車輪速センサ信号がないときに検出する。

(2)最速車輪が10km/h以上の場合,約70秒間信号がないときに検出する。

(3)車輪速センサ・ハーネスと他センサ・ハーネスとの短絡,ノイズ入力があった場合に検出する。

(4)駆動輪のみの回転,駆動輪の片輪スタック,車両スピン等が発生した場合に検出する。

 

解く

 

(1)リヤの最速車輪が10km/h以上の場合,他の車輪速センサ信号がないときに検出する。

(2)最速車輪が10km/h以上の場合,約70秒間信号がないときに検出する。

不適切

(3)車輪速センサ・ハーネスと他センサ・ハーネスとの短絡,ノイズ入力があった場合に検出する。

(4)駆動輪のみの回転,駆動輪の片輪スタック,車両スピン等が発生した場合に検出する。

2)故障診断を始める前の注意

ABS・ECUは,IG 2の電源で起動するため,スタータ・モータ回転時は電源が切れるため,エンジ

ン始動後にもABS警告灯が再点灯し,2秒後に消灯する。

ABS警告灯は,システムが正常でも次のような状況下では異常と検出し,点灯することがある。したが

って,これらのことも想定して問診を行い,システムが正常と判断できた場合は,ダイアグノーシス・コー

ドを消去する。

¡)駆動輪のみの回転

ii)駆動輪の片輪スタック

iii)車両スピン

ⅳ)長時間のABS制御状態

ⅴ)外乱信号(ノイズ)

 

よって答えは2