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平成18年3月実施1級小型問題49:自動車運送事業の用に供する自動車が,1日1回,運行を開始する前に必ず点検しなければならない内容

49

道路運送車両法」及び「自動車点検基準」に照らし,自動車運送事業の用に供する自動車が,1日1回,運行を開始する前に必ず点検しなければならない内容として,適切なものは次のうちどれか。

 

(1)タイヤの溝の深さが十分であること。

(2)原動機の冷却水の量が適当であること。

(3)ブレーキの駐車ブレーキ・レバーの引きしろが適当であること。

(4)バッテリの液量が適当であること。

 

解く

(1)タイヤの溝の深さが十分であること。

当該自動車の走行距離、運行時の状態等から判断した適切な時期に行うことで足りる。

(2)原動機の冷却水の量が適当であること。

当該自動車の走行距離、運行時の状態等から判断した適切な時期に行うことで足りる。

(3)ブレーキの駐車ブレーキ・レバーの引きしろが適当であること。

(4)バッテリの液量が適当であること。

当該自動車の走行距離、運行時の状態等から判断した適切な時期に行うことで足りる。

 

 

別表第1(事業用自動車、自家用貨物自動車等の日常点検基準)(第一条関係)

点検箇所

点検内容

1 ブレーキ

1 ブレーキ・ペダルの踏みしろが適当で、ブレーキの効きが十分であること。

2 ブレーキの液量が適当であること。

3 空気圧力の上がり具合が不良でないこと。

4 ブレーキ・ペダルを踏み込んで放した場合にブレーキ・バルブからの排気音が正常であること。

5 駐車ブレーキ・レバーの引きしろが適当であること。

2 タイヤ

1 タイヤの空気圧が適当であること。

2亀き裂及び損傷がないこと。

3 異状な摩耗がないこと。

(※1)4 溝の深さが十分であること。

(※2)5 ディスク・ホイールの取付状態が不良でないこと。

3 バッテリ

(※1) 液量が適当であること。

4 原動機

(※1)1 冷却水の量が適当であること。

(※1)2 ファン・ベルトの張り具合が適当であり、かつ、ファン・ベルトに損傷がないこと。

(※1)3 エンジン・オイルの量が適当であること。

(※1)4 原動機のかかり具合が不良でなく、かつ、異音がないこと。

(※1)5 低速及び加速の状態が適当であること。

5 灯火装置及び方向指示器

点灯又は点滅具合が不良でなく、かつ、汚れ及び損傷がないこと。

6 ウインド・ウォッシャ及びワイパー

(※1)1 ウインド・ウォッシャの液量が適当であり、かつ、噴射状態が不良でないこと。

(※1)2 ワイパーの払拭しよく状態が不良でないこと。

7 エア・タンク

エア・タンクに凝水がないこと。

8 運行において異状が認められた箇所

当該箇所に異状がないこと。

(注)

(※1)印の点検は、当該自動車の走行距離、運行時の状態等から判断した適切な時期に行うことで足りる。

(※2)印の点検は、車両総重量8トン以上又は乗車定員30人以上の自動車に限る。

 

 

よって答えは3