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資源の有効利用のための3R(リデュース,リユース,リサイクル)のうち,リサイクルの取り組みに関する記述として,適切なものは次のうちどれか。
(1)素材又は材料の統一化 |
(2)消耗品の再資源化 |
(3)重金属やフロン等の使用削減 |
(4)個々の部品が交換可能な製品構造 |
解く
(1)素材又は材料の統一化 |
(2)消耗品の再資源化 リデュース |
(3)重金属やフロン等の使用削減 リデュース
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(4)個々の部品が交換可能な製品構造 |
リデュース
よって答えは(1)
参考
リサイクル(再循環)するための手法
求められる取り組み |
求められる取り組み |
取り組み事例 |
リサイクルが容易な製品仕様
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リサイクル容易な素材の選択 |
・熱可塑性樹脂の使用拡大 |
リサイクルが容易な製品仕様 |
使用する素材数の削減 ・素材又は材料の統一化 |
・単一素材のインパネ,バンパの採用 ・プラスチックの統合 |
リサイクルが容易な製品仕様 |
接合箇所の削減等,解体・分離の容易化 ・接着,溶接の回避や差し込み等による解体,分離が容易な構造 ・工具が不用又は汎用工具で解体可能な製品構造 |
・分割容易なシート構造の採用 |
リサイクルが容易な製品仕様 |
異種素材の分離容易化 ・素材の表示等,処理者への情報提供の充実 |
・樹脂部品への材料表示の実施 |
リサイクルが容易な製品仕様 |
製品の解体に関する情報提供 ・解体手順等,解体に関する情報提供の充実 |
・解体マニュアルの作成、提供 |
リサイクル・システム
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製品の特性に応じたリサイクルのための回収システム整備 ・製品ごとの特性に応じた回収に掛かる費用徴収ルールの構築 |
・損傷バンパ回収システムの実施 |
リサイクル・システム |
リサイクルにかかる技術基準の構築 ・分別の精度等リサイクルにかかる処理技術の向上 |
・バンパ再生材の塗膜剥離技術の確立 |
リサイクル市場拡大
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リサイクル原材料及びリサイクル製品の利用拡大 ・リサイクル製品市場拡大のための需要喚起 |
・バンパ再生材の部品への再利用(アンダ・カバー等) ・リサイクル材のフロアマットへの利用 |
リサイクル市場拡大 |
リサイクル製品に掛かる情報提供 ・リサイクル製品の品質表示 |
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リデュース(削減)するための手法
求められる取り組み |
求められる取り組み |
取り組み事例 |
省資源 |
小型軽量化,原材料の使用量削減 ・少量化,軽量化,多用途化,素材の選択 |
・シリンダ・ヘッドの小型化 ・エンジン構造部材のアルミ化 ・インテーク・マニホールドの樹脂化 ・ボデーの軽量化 |
省資源 |
部品数の削減 |
共通化,規格化による部品の汎用性の向上 |
省資源 |
原材料,部品への再生資源の利用化
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損傷バンパ再生材の車部品への再利用(アンダ・カバー)等 PETリサイクル材のフロア・マットへの利用 |
省資源 |
環境負荷物質の使用削減 ・重金属やフロン等の使用削減 |
・代替えフロン冷媒用量削減 ・エア・バッグ・ガスの非アジ化ナトリウムへの転換 |
省資源 |
消耗品の再資源化
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・LLC再生処理装置の開発,活用
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長寿命化 |
素材又は部品の耐久性向上 |
・フューエル・フィルタのメンテナンス・フリー化 ・LLCの長寿命化 |
リペア
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リペア(修理)容易な製品仕様 ・個々の部品が交換可能な製品構造 |
・最小単位での部品交換 |
リユース(再利用)するための手法
求められる取り組み |
取り組み事例 |
1.リユースが容易な製品仕様 ・リユースの可能な部品のユニット化 |
・エンジンバリエーション削減による共通化 |
2.リユースの実施のためのシステム ・リユースのための回収システムの構築 |
エンジン,トランスミッションのリビルト供給 |
3.リユース製品市場の拡大 |
・リュース中古部品販売事業者の拡充 ・インターネットによるリュース製品,リュース部品 の情報提供 |