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自動車整備士資格試験を解く

平成18年3月実施1級小型問題34:「エンジンが不調である」という自動車の点検方法

34

「エンジンが不調である」という自動車の点検方法に関する記述として,不適切なものは次のうちどれか。

(1)エンジンが振れていたので,パワー・バランスを実施し,不具合気筒の判別を行い,不具合気筒についてインジェクタの作動音,スパーク・プラグの火花,圧縮圧力を点検した。

(2)インジェクタの作動音がない気筒についてはインジェクタのコネクタを外し,図を参考にして,イグニション・スイッチONでコネクタの+側配線の電源電圧を点検したところ0Vであったので,インジェクタ単体の抵抗点検を行った。

(3)インジェクタ単体が正常であるにもかかわらず作動音がない気筒については,図を参考にして,イグニション・スイッチON時のエンジンECU端子電圧を点検したところ12Vであったので,エンジンECUの点検を行った。

(4)エンジンECUのO2センサ信号の電圧点検を行ったところ1V一定であったので,リッチの故障探求を行った。

 

解く

(1)エンジンが振れていたので,パワー・バランスを実施し,不具合気筒の判別を行い,不具合気筒についてインジェクタの作動音,スパーク・プラグの火花,圧縮圧力を点検した。

適切

(2)インジェクタの作動音がない気筒についてはインジェクタのコネクタを外し,図を参考にして,イグニション・スイッチONでコネクタの+側配線の電源電圧を点検したところ0Vであったので,インジェクタ単体の抵抗点検を行った。

不適切

インジェクタのコネクタを外し,図を参考にして,イグニション・スイッチONでコネクタの+側配線の電源電圧を点検したら

電源側が正常ならば、電源電圧になるはずである。

(3)インジェクタ単体が正常であるにもかかわらず作動音がない気筒については,図を参考にして,イグニション・スイッチON時のエンジンECU端子電圧を点検したところ12Vであったので,エンジンECUの点検を行った。

適切

ECU端子電圧まで正常です。

(4)エンジンECUのO2センサ信号の電圧点検を行ったところ1V一定であったので,リッチの故障探求を行った。

適切

基本的な話です。

 

よって答えは2