16
オーバドライブ付き前進4段の電子制御式ATのセンサ又はアクチュエータに関する記述として,適切なものは次のうちどれか。
(1)インヒビタ・スイッチには,シフト・レバーの各レンジの位置を検出し,インジケ一タ・ランプを点灯させるためのリニア信号センサが用いられている。 |
(2)オーバドライブ・スイッチは,周波数信号センサであり,手動スイッチのON又はOFFの操作により,電圧の有無を信号として出力する。 |
(3)スイッチ駆動アクチュエータ・タイプのロックアップ・ソレノイドは,スムーズな油圧制御を行うためAT・ECUからの信号によりデューティ制御されている。 |
(4)スイッチ駆動アクチュエータ・タイプのシフト・ソレノイドは,AT・ECUからの信号により第1速から第4速までの変速制御を行っている。 |
解く
(1)インヒビタ・スイッチには,シフト・レバーの各レンジの位置を検出し,インジケ一タ・ランプを点灯させるためのリニア信号センサが用いられている。 不適切 ATに使用されている論理信号センサには,スイッチ構造をもったものが用いられ,オイル・ポンプの吐出圧,ライン・プレッシャ,パイロット・プレッシャを検出する油圧センサ,スロットル・バルブ・スイッチ,シフト・ポジション・センサ,変速パターン選択スイッチ,オーバドライブ・スイッチなどがあり,「電圧あり」,「電圧なし」の論理形態の電気信号が作られる。ここでは,これらの論理信号センサ回路の構造・機能について説明する。
|
(2)オーバドライブ・スイッチは,周波数信号センサであり,手動スイッチのON又はOFFの操作により,電圧の有無を信号として出力する。 不適切 論理信号センサ |
|
(3)スイッチ駆動アクチュエータタイプのロックアップ・ソレノイドは,スムーズな油圧制御を行うためAT・ECUからの信号によりデューティ制御されている。 不適切 リニア駆動アクチュエータ |
ATのスイッチング駆動アクチュエータに使用される主なものは,シフト・ソレノイド・バルブ,オーバラン・クラッチ・ソレノイド・バルブなどがある。
|
(4)スイッチ駆動アクチュエータ・タイプのシフト・ソレノイドは,AT・ECUからの信号により第1速から第4速までの変速制御を行っている。 |
適切
よって答えは(4)