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自動車整備士資格試験を解く

平成22年3月実施1級小型問題31:「エンジンが不調である」という自動車の点検方法

「エンジンが不調である」という自動車の点検方法に関する記述として,不適切なものは次のうちどれか。

(1)エンジンが振れていたので,パワー・バランスを実施し,不具合気筒の判別を行い,不具合気筒についてインジェクタの作動音,スパーク・プラグの火花,圧縮圧力を点検した。

 

(2)インジェクタの作動音がない気筒については,インジェクタのコネクタを外し,図を参考にして,イグニション・スイッチONでインジェクタのコネクタの+側電源電圧を点検したところ12Vであったので,インジェクタ単体の抵抗点検を行った。

 

(3)インジェクタ単体及びインジェクタの電源側が正常であるにもかかわらず作動音がない気筒については,図を参考にして,イグニション・スイッチON時のエンジンECU端子電圧を点検したところ12Vであったので,エンジンECUは正常だと判断した。

 

(4)エンジンECUのO2センサ信号の電圧点検を行ったところ1V一定であったので,リッチの故障探究を行った。

 

解く

 

(1)エンジンが振れていたので,パワー・バランスを実施し,不具合気筒の判別を行い,不具合気筒についてインジェクタの作動音,スパーク・プラグの火花,圧縮圧力を点検した。

適切

(2)インジェクタの作動音がない気筒については,インジェクタのコネクタを外し,図を参考にして,イグニション・スイッチONでインジェクタのコネクタの+側電源電圧を点検したところ12Vであったので,インジェクタ単体の抵抗点検を行った。

適切

(3)インジェクタ単体及びインジェクタの電源側が正常であるにもかかわらず作動音がない気筒については,図を参考にして,イグニション・スイッチON時のエンジンECU端子電圧を点検したところ12Vであったので,エンジンECUは正常だと判断した。

不適切

イグニション・スイッチON時のエンジンECU端子電圧を点検

エンジンECUはクランキングまたはエンジンをかけてみないと解らない。

イグニション・スイッチONでは作動していない。

エンジンECUまでは一応つながってはいるが、やはり電流を流してみないと細かいところまでは解らない。

 

 

(4)エンジンECUのO2センサ信号の電圧点検を行ったところ1V一定であったので,リッチの故障探究を行った。

適切

 

よって答えは(3)