「エンジン警告灯は点灯していない(ダイアグノーシス・コードは正常コードを表示)が,エンジンが始動しない。」という自動車において,外部診断器を使用してアクティブ・テストを行い,フューエル・ポンプを強制駆動させた。このときの図における各端子の電圧測定結果と燃圧測定結果の表をもとに診断した推定原因として,適切なものは次のうちどれか。
(1)エンジンECUの不良 |
(2)フューエル・ラインの不良 |
(3)端子⑧から端子⑩間の配線とボデーとの短絡 |
(4)端子⑧から端子⑩間の配線の断線 |
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解く |
(1)エンジンECUの不良 不適切 内部断線ならば、端子⑧とボデー間の電圧は12Vのはずである。 内部地絡ならば、フューエルポンプは作動し、燃圧が発生している。 |
(2)フューエル・ラインの不良 適切 回路は、フューエルポンプが作動している。
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(3)端子⑧から端子⑩間の配線とボデーとの短絡 不適切 フューエルポンプが作動している。 |
(4)端子⑧から端子⑩間の配線の断線 |
不適切
端子⑧とボデー間の電圧は12Vのはずである。
よって答えは 2