エンジン制御系統の故障診断に関する記述として,適切なものは次のうちどれか。
(1)図1に示す吸気温センサ系統の点検で,吸気温センサのコネクタAを外し,車両ハーネス側コネクタの両端子②~④間の電圧が5Vの場合,アース線の断線が考えられる。
(2)O2センサ系統の点検で,暖機後の信号出力電圧が約1V一定の場合は空燃比が大きく(薄く)なる要因がないかを点検する。
(3)図2に示すバキューム・センサ系統の点検で,外部診断器のECUデータ値が0kPaと表示される場合に,バキューム・センサのコネクタBを外したとき表示がOkPaのまま変化しない場合は,信号線とボデー間との短絡が考えられる。
(4)図3に示す水温センサ系統の点検で,外部診断器のECUデータ値が140℃と表示される場合に,水温センサのコネクタCを外したとき表示が-40℃に変化した場合は,水温センサの断線が考えられる。
解く
(1)図1に示す吸気温センサ系統の点検で,吸気温センサのコネクタAを外し,車両ハーネス側コネクタの両端子②~④間の電圧が5Vの場合,アース線の断線が考えられる。
電圧は出ない。不適切
(2)O2センサ系統の点検で,暖機後の信号出力電圧が約1V一定の場合は空燃比が大きく(薄く)なる要因がないかを点検する。
不適切
空燃比が小さく(濃く)なる要因がないかを点検する。
(3)図2に示すバキューム・センサ系統の点検で,外部診断器のECUデータ値が0kPaと表示される場合に,バキューム・センサのコネクタBを外したとき表示がOkPaのまま変化しない場合は,信号線とボデー間との短絡が考えられる。
適切
(4)図3に示す水温センサ系統の点検で,外部診断器のECUデータ値が140℃と表示される場合に,水温センサのコネクタCを外したとき表示が-40℃に変化した場合は,水温センサの断線が考えられる。
不適切
適切な内容に訂正
(4)図3に示す水温センサ系統の点検で,外部診断器のECUデータ値が140℃と表示される場合に,水温センサのコネクタCを外したとき表示が-40℃に変化した場合は,水温センサの短絡が考えられる。
よって答えは(3)