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自動車整備士資格試験を解く

平成23年6月実施1級小型問題27:スチール・ベルト式無段変速機(CVT)

スチール・ベルト式無段変速機CVT)に関する記述として,不適切なものは次のうちどれか。


(1)プライマリ・プーリ及びセカンダリ・プーリは,ともに同一傾斜面を持つ固定シープと可動シープが対向配置(点対称)され,可動シープ側背面に油圧室(チャンバ)を設けている。
(2)ライン・プレッシャ制御では,エンジン回転速度,スロットル開度などの信号をもとにAT・ECUがプライマリ・バルブを作動させ,トルクの伝達に必要なライン・プレッシャを発生させている。
(3)リバース・インヒビット機能とは,前進走行中の設定車速以上で誤ってリバースにシフトした場合,駆動力がプライマリ・プーリに伝わらないようにカットする機能である。
(4)プライマリ・プーリの油圧室の受圧面積は,セカンダリ・プーリの油圧室の受圧面積より大きいため,ライン・プレッシャより小さな圧力のプライマリ・プレッシャで溝幅を制御している。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

解く

(1)プライマリ・プーリ及びセカンダリ・プーリは,ともに同一傾斜面を持つ固定シープと可動シープが対向配置(点対称)され,可動シープ側背面に油圧室(チャンバ)を設けている。
適切

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(2)ライン・プレッシャ制御では,エンジン回転速度,スロットル開度などの信号をもとにAT・ECUがプライマリ・バルブを作動させ,トルクの伝達に必要なライン・プレッシャを発生させている。
不適切
セカンダリ・バルブ(ライン・プレッシャ制御)
セカンダリ・バルブは, AT ・ ECU からの信号によりライン・プレッシャを制御し,スチール・ベルトによるトルクの伝達に必要なライン・プレッシャ(セカンダリ・プレッシャ)を発生させる。

(3)リバース・インヒビット機能とは,前進走行中の設定車速以上で誤ってリバースにシフトした場合,駆動力がプライマリ・プーリに伝わらないようにカットする機能である。
適切
リバース・インヒビット機能
前進走行中の設定車速以上で誤ってリバースにシフトした場合,駆動力がプライマリ・プーリに伝わらないようにカットする機能を備えている。(車速 10km/ h 以上)

(4)プライマリ・プーリの油圧室の受圧面積は,セカンダリ・プーリの油圧室の受圧面積より大きいため,ライン・プレッシャより小さな圧力のプライマリ・プレッシャで溝幅を制御している。
適切

 

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