自動車整備士試験勉強 始めました~(^^♪

自動車整備士資格試験を解く

EPSのトルク・センサ:令和3年3月実施1級小型問題24

自動車整備士資格の勉強始めました

 

EPSのトルク・センサに,図1の信号電圧特性をもつ差動同軸トランスを用いた図2の差動トランス式トルク・センサ回路の点検に関する記述として,不適切なものは次のうちどれか。

 

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(1)ステアリング・ホイールが直進・中立(反力なし)のときに,V3とV4の電圧値が異なる場合,EPS・ECU本体の異常,コイルb側駆動線の異常(断線又は接触抵抗などの増大),信号線の異常(断線又は接触抵抗などの増大)が考えられる。

 

(2)ステアリング・ホイールが直進・中立(反力なし)のときに,V3とV4ともに図4のコイルbの信号電圧波形と同じ信号電圧波形が発生しない場合,EPS・ECU本体の異常,信号線の短絡(地)が考えられる。

 

(3)ステアリング・ホイールが直進・中立(反力なし)のときに,V1とV2に図4のコイルaと同じ信号電圧波形が発生する場合,コイルa側駆動線及び信号線は正常であり,EPS・ECU電源線の異常(断線・短絡(地絡))は考えられない。

 

(4)ステアリング・ホイールをCCW方向一杯に転舵してロックさせたときに,V1の信号電圧波形が図3のコイルaと同じ信号電圧波形であって,V3の信号電圧波形も図3のコイルbの信号電圧波形と同じ場合,差動同軸トランス内のムービング・コアは正常であり,EPS・ECUのアース線の断線は考えられない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

解く

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(1)ステアリング・ホイールが直進・中立(反力なし)のときに,V3とV4の電圧値が異なる場合,EPS・ECU本体の異常,コイルb側駆動線の異常(断線又は接触抵抗などの増大),信号線の異常(断線又は接触抵抗などの増大)が考えられる。

不適切

EPS・ECU本体の異常を考えた場合、発信回路自体の異常やECU内信号線の断線,動線の断線,いずれの場合もV3V4である

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(2)ステアリング・ホイールが直進・中立
(反力なし)のときに,V3とV4ともに図4のコイルbの信号電圧波形と同じ信号電圧波形が発生しない場合,EPS・ECU本体の異常,信号線の短絡(地)が考えられる。

適切

 

 

(3)ステアリング・ホイールが直進・中立(反力なし)のときに,V1とV2に図4のコイルaと同じ信号電圧波形が発生する場合,コイルa側駆動線及び信号線は正常であり,EPS・ECU電源線の異常(断線・短絡(地絡))は考えられない。

適切

 

(4)ステアリング・ホイールをCCW方向一杯に転舵してロックさせたときに,V1の信号電圧波形が図3のコイルaと同じ信号電圧波形であって,V3の信号電圧波形も図3のコイルbの信号電圧波形と同じ場合,差動同軸トランス内のムービング・コアは正常であり,EPS・ECUのアース線の断線は考えられない。

適切

 

 

よって答えは 1