電子制御装置の故障診断に関する記述として,不適切なものは次のうちどれか。
(1)車載故障診断装置(OBD)は,エンジンECUの信号系統に断線,短絡,特性などの異常が起きたときにその系統を検知し,エンジン警告灯を点灯させて,使用者に故障状態であることを知らせ,整備を促す。 |
(2)平成12年度排出ガス規制適合のガソリン・エンジンを搭載した小型車は,ISO規格に合致する車載故障診断装置を備えており,エンジンの排気ガス関連の故障診断を可能にしている。 |
(3)異常コードをもたないガソリン・エンジン不具合の場合には,ガソリン・エンジンの3要素に基づく基本点検(バッテリの電圧点検,簡易燃圧点検,インジェクタの作動点検,スパーク・プラグの火花点検,アイドル回転速度及び点火時期の点検など)を確実に実施する。 |
(4)故障診断に当たっては,外部診断器に表示された異常コードが,現在も発生している異常なのか,それとも,過去に異常が発生し,その装置が現在は正常に作動しているかを判断する必要はない。 |
解く
(1)車載故障診断装置(OBD)は,エンジンECUの信号系統に断線,短絡,特性などの異常が起きたときにその系統を検知し,エンジン警告灯を点灯させて,使用者に故障状態であることを知らせ,整備を促す。 適切 |
(2)平成12年度排出ガス規制適合のガソリン・エンジンを搭載した小型車は,ISO規格に合致する車載故障診断装置を備えており,エンジンの排気ガス関連の故障診断を可能にしている。 適切 |
(3)異常コードをもたないガソリン・エンジン不具合の場合には,ガソリン・エンジンの3要素に基づく基本点検(バッテリの電圧点検,簡易燃圧点検,インジェクタの作動点検,スパーク・プラグの火花点検,アイドル回転速度及び点火時期の点検など)を確実に実施する。 適切 |
(4)故障診断に当たっては,外部診断器に表示された異常コードが,現在も発生している異常なのか,それとも,過去に異常が発生し,その装置が現在は正常に作動しているかを判断する必要はない。 |
不適切 |