図1に示す駆動信号電圧特性をもつ図2の前進4段のロックアップ機構付き電子制御式ATのシフト・ソレノイド・バルブなどに用いられているプランジャ式ソレノイド・バルブ(プラス駆動回路)の点検に関する記述として,不適切なものは次のうちどれか。
問題補足
(2)駆動条件時,V2の電圧が0Vのときは,アクチュエータ・コイルの短絡(地絡)が考えられる。 |
(3)駆動停止条件時,V2に診断信号電圧(5V安定化電源電圧)が発生するときは,アクチュエータ・コイルの断線は考えられない。 |
(4)駆動条件時,アクチュエータ・コイルに異常がないにも関わらずV3の電圧が0Vのときは,ボデー・アースの断線が考えられる。 |
解く
(1)駆動停止条件時,V1に駆動信号電圧(12V)が発生しないときは,AT・ECU本体の異常が考えられる。 適切 駆動停止条件時:正常 AT・ECU本体の異常:電圧計には,電圧計の内部抵抗とアクチュエータのコイルとの分圧が表示される |
(2)駆動条件時,V2の電圧が0Vのときは,アクチュエータ・コイルの短絡(地絡)が考えられる。 適切 駆動条件時:駆動条件時V2=12V
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(3)駆動停止条件時,V2に診断信号電圧(5V安定化電源電圧)が発生するときは,アクチュエータ・コイルの断線は考えられない。 考えられる。
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(4)駆動条件時,アクチュエータ・コイルに異常がないにも関わらずV3の電圧が0Vのときは,ボデー・アースの断線が考えられる。 |
よって答えは 3