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前進4段のロックアップ機構付き電子制御式ATのシフト・ソレノイド・バルブ:平成24年3月実施1級小型問題18

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図1に示す駆動信号電圧特性をもつ図2の前進4段のロックアップ機構付き電子制御式ATのシフト・ソレノイド・バルブなどに用いられているプランジャ式ソレノイド・バルブ(プラス駆動回路)の点検に関する記述として,不適切なものは次のうちどれか。

問題補足

 

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(1)駆動停止条件時,V1に駆動信号電圧(12V)が発生しないときは,AT・ECU本体の異常が考えられる。

(2)駆動条件時,V2の電圧が0Vのときは,アクチュエータ・コイルの短絡(地絡)が考えられる。

(3)駆動停止条件時,V2に診断信号電圧(5V安定化電源電圧)が発生するときは,アクチュエータ・コイルの断線は考えられない。

(4)駆動条件時,アクチュエータ・コイルに異常がないにも関わらずV3の電圧が0Vのときは,ボデー・アースの断線が考えられる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

解く

 

(1)駆動停止条件時,V1に駆動信号電圧(12V)が発生しないときは,AT・ECU本体の異常が考えられる。

適切

駆動停止条件時:正常

f:id:n9h28eg0:20210310053440p:plain

ATECU本体の異常:電圧計には,電圧計の内部抵抗とアクチュエータのコイルとの分圧が表示される

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(2)駆動条件時,V2の電圧が0Vのときは,アクチュエータ・コイルの短絡(地絡)が考えられる。

適切

駆動条件時:駆動条件時V212V

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アクチュエータ・コイルの短絡(地絡)

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(3)駆動停止条件時,V2に診断信号電圧(5V安定化電源電圧)が発生するときは,アクチュエータ・コイルの断線は考えられない。

考えられる。

f:id:n9h28eg0:20210310053822p:plain

 

(4)駆動条件時,アクチュエータ・コイルに異常がないにも関わらずV3の電圧が0Vのときは,ボデー・アースの断線が考えられる。

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よって答えは 3